夢にまで見た眼窩減圧術を終えました。
今年は減圧で4つ目の手術をという事で
職場にも本当に迷惑をかけてしまいました。
なので昨日、スイートポテトを焼きました。
初めてです、安納芋でスイートポテト。
糖質ゼロのラカント使って。
スタッフに食べて！と。
そのまま帰れる訳もなく、サングラスして受付とかしちゃいます。
患者さんも何も言わないし。
会計終わったらお大事にどうぞー。
って挨拶して帰って貰うのですが、
逆に
お大事にね
って言われる始末。
でも、そんな患者さんとの関係は凄く気に入ってます。
減圧前日、緊張で眠れませんでした。
手術の緊張ではなく、寝坊に関して。
いつも起きる時間位の電車に乗らないと。
寝坊する事なく無事に宝町駅の地上で母と落合い、いざオキュロさんに。
意識が飛ぶ前にもう一度鹿嶋先生とお話しがしたいと看護師さんに伝えて、先生とお話し出来ました。
この間、２ミリ位って仰ってましたけど、３ミリに…と。
結局、以前の顔に戻したいなら２ミリで良いと思うよ
と言われ。
そうか、なら２ミリかと納得しました。
麻酔が覚めてガーゼを取って貰った瞬間、直ぐに両手を目の上に。
全然違う！！
凄い
全然ちがう！！
鏡なんて見なくても触った感触で分かります。
眼症を発症してから毎朝目を開ける前にしている儀式。
その日の腫れ具合が手のひらに伝わって来る、残酷な儀式。
そんな毎日を過ごしていたので、手の平に当たる感触が無い感覚。
なんて表現して良いか分かりませんが、
とにかく驚きと、嬉しさと。
付き添ってくれた母が初めて言いました。
原宿に入院中、こんなに目って出ちゃうのね
って思ったのよ。
綺麗にして貰えて良かったじゃ無い。
綺麗よ、我が娘ながら綺麗に戻ったわよ。
あー、そんな風に思っていたんだ
と、軽くショックを受けました。
私も母には眼症の辛さとか悲しさとか殆ど伝えていなかったので、お互い様なのですが。
酷い時はこんな眼でした。
因みに2ヶ月前はこんな眼でした。
手術直前ですね。
術後2日後です。
減圧の次の日の診察で先生に
優しい眼になってるの分かります？
って聞かれたけど、その時はよく分からず。
でも、この写真を撮る時にハッキリ分かりました。
自分の顔に戻ってる
と。
今まで散々泣きました。
辛くて悲しくて。
泣いてばかりいました。
でも、やっと嬉しくて泣く事が出来ました。
良い先生に会えて良かったじゃ無い
と母も言ってました。
隣の回復室の親子さんとも仲良くなり、色々と話しをしました。
新潟在住の彼女は結婚したばかり。
ご主人は減圧なんてしなくて良い、そんな危ない手術しなくて良い
って、凄く反対されてたと。
でも、若い頃から塞ぎ込む娘さんを見ていて、
お母様はやらしてあげたい
と思っていらしたとの事。
甲状腺の数値が良くなれば眼も治る、
出た眼は治らない、
地方には鹿嶋先生みたいな先生は皆無だと。
思い切って出て来て良かったと仰ってました。
流石は東京だわ！って(笑)
その彼女はお若いからか？
麻酔が覚めた後も気持ち悪くて大変な思いをしていました。
私は点滴で痛み止めと吐気止めを追加して貰い、それで全く問題無く。
ホテルに戻り、お昼、おやつ、夕食、しっかり食べました。
流石に支えて貰わないと歩けませんでしたけど。
術後の複視は減圧当日のみでした。
次の日には複視も消えていて。
ホッとしました。
年を重ねると精神だけで無く、体も図々しくなるんだな
と改めて感じました。
無事に減圧を終えて、心から嬉しく思ってます。
これからは鏡を見てhappyになれると思います。
先月の血液検査の結果を頂きました。
TSABもTSHも、他のホルモン関係はすべて正常値。
でも、抗TPO抗体が正常値の5倍。
定期的に血液検査しないとダメですね。
あと、付き添いをお願いした母親が色々やらかしてくれました。
それは別の機会に綴ります。
今日で全てが終わるさ
今日で全てが変わる
今日で全てが報われる
今日で全てが始まるさ
こんな日でした。