いろいろあったのです

　お久しぶりです、関島です。ずいぶん間があいてしまいました。栗コーダーのツアーが終わったあともいろいろありましてついつい更新の手を緩めてしまっていましたが、忙しいのは皆同じ、すみませんです。


　さて、突然ですが、これが何だかわかりますか？





　　これはCTスキャンの装置です。先日生まれて初めてCTスキャンで脳を輪切りにする体験をしました。写真がぶれているのは緊張ゆえ。


　１１月１５日の朝７時すぎ、旅先の大阪で目が覚めると左手がしびれて力が入らない。何かで血行を止めてしびれたのなら時間がたつと回復するものですが、このときは変化する気配がまったくなかったのです。こんな時に疑うのは脳の病。脳神経科のある大きな病院を調べて、あわてて駆け込みました。

　診察の結果は圧迫性神経痛でしょうとのこと。念のためCTも撮っておきましょうかということで、上の写真の装置をくぐることになったわけです。その結果は…





　脳味噌大公開。脳は問題ありませんでした。


　気になるはどれくらいで治るのかということです。テューバは右手だけで操作できるので大丈夫そうですが、リコーダーはたぶん無理。
「一週間くらいはかかるでしょうね。」
え、一週間後にはリコーダーを吹く大事なコンサートがあるのですが。
「うーん、一週間じゃ治らないかもね。薬を２週間分出しておくので、薬の無くなった頃に東京のお医者さんに行くといいと思いますよ。」

　保険証を持っていなかったので高額の診察料（CTは高い）を払い、気休め程度のビタミン剤を処方してもらったら、気分を落ち着けるために大阪で一番好きなカレー屋に行きました。





　こんな外観。





　マトンと野菜と玉子のカレー。


　気分が落ち着きました。

　さて、宿に戻ってリコーダーを持ってみる。しかし、指を動かすことはおろか、リコーダーをかまえることすらできない。左手の指に力が入らない。この日の夜は大阪のムジカジャポンでこまっちゃクレズマのライブでしたが、リコーダーを使う曲をはずしてもらってライブをやりました。こまっちゃクレズマは１ライブでせいぜい２曲くらいしかリコーダーを使いませんので。




　意外と地味なムジカジャポンの外観。


　しかし、翌日からできればリコーダーを使いたいライブが続くし、よく考えたら翌々日の１７日は栗コーダーカルテットのレコーディングがあります。そして、少なくとも２３日のプラネタリウムのコンサートでは全快していないと困る。そういえば、ドラムの新井田さんも圧迫性神経痛になったことがありました。その時は確かほおづえをついていたのが原因だったと思うのですが、一ヶ月くらいスティックを持てなくなっていました。うーん、わりとピンチかもしれない。

　というところで、続きます。
　あるいは月刊笛仙人に続けます。

　関島