関島さんのMacの修理の記事、スゴいですね!

さて、これはリコーダー演奏に関する記事なので、興味のある方のみどうぞ。

続きです。
この音をちゃんと出すには、ポイントは大きく二つあると思います。

まずは躊躇せずに強く息を吹き込むこと。
体感でですが、例えば普通に吹く音の倍以上の強さでやってみる。3~4倍くらいでどうでしょう。
この際、タンギングはさらに強めにします。人それぞれですが、例えば通常が「tu」だとすると、「ti」とかにしてみる。
とにかく息の圧力、速度が必要なのです。

そしてもうひとつはサミング。左親指での裏孔の空け具合ですね。
この開け方をなるべく小さくしてみる。爪が伸びてるとアンバイが悪いです。
吹きながら開け方をいろいろ変えてみる。と、出やすいポイントが見つかる筈なので、その感覚を指に覚え込ませましょう。ま、これはなかなか難しいんですが。

「高いド」は、この二つのポイントの兼ね合いがうまく行った時にちゃんと鳴ってくれる。のだと思います。

ここで譜例を。
版権の問題もありそうなので、ちょっと変えたものにしてみました。バレバレですけど(?)

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「・・・レ・ドシ・ソ」という譜面です。

あくまでぼくの主観ですが、息の圧力を数値化してみるとすると、
「・・・4・98・6」
みたいな感じでしょうか(最大を10として)。
各音ごとにだいぶ違う感じです。
ちなみに真ん中の「ソ」は、3くらい、一番低い「ド」なんかは、1くらいで、タンギングも極力柔らかくします。

つまりリコーダーは、音域によって適正な息の圧力が全然違うという、何ともやっかいな楽器ということになりますね(他の楽器でもそういう傾向は当然ありますが)。ま、でも大丈夫。最初は難しいと思いますが、吹いているうちに慣れてきて、自然にコントロールが出来るようになります。自分も今は意識せずに吹いています。

ちなにみ運指は、裏側の左手親指を「0」、表側の人差し指から順に「1、2、3」
右手人差し指から「4、5、6、7」とした場合に、
レ=「2」
ド=「0半開、1、4、5」
シ=「0半開、1、2、4、5」
ソ=「0半開、1、2、3」
となります。
それともうひとつ、
ミは「0半開、1、2、3、4、5」または「2、3、4、5」

あれ、なんか、リコーダー講座みたいになってきた、いかん。
これは自分の体験談みたいなもので、万人向けでないと思うし、これでうまくいかなくても責任は持ちませんよー。ってことでよいでしょうか。

余談ですが、このピタゴラのオープニングは、高いドのテンション感……ぎりぎり出るか出ないか、がキモです。これ、ソプラニーノだと楽に吹けるんですが、いまひとつ面白くないのでは? 
作者としては、慣れたらぜひソプラノで吹いて欲しいなあ……なんて思ってま~す。
みなさんがんばってください、そこそこに。続きはまた。