今日の記事は一部の人(iBookユーザー)には極めて有益かもしれないが、それ以外の人にはほとんど面白くない内容となっているのでご了承下さい。

 現在メインで使っているMacBookの前に使っていたiBookG3の液晶が映らなくなったのは3年ほど前だった。原因を調べると、どうやらiBookロジックボードリペアエクステンションプログラムに該当する症状のようだ。要するにリコールのようなもので、Appleが無償で修理を請け負うというもの。しかし、その修理は期間が決まっていて、僕のiBookに症状が現れた時はその期間が終わっていた。そういうことをユーザーに教えてくれれば良いと思うのだが、聞かれたら答えるとかAppleのサイトの片隅にひっそり書いてあるとかいう程度なのがいかがなものかと思う。そして、この症状を修理しようとするとロジックボードの交換などの大事になるようだ。既に制作環境は新しいマシンに移行していたので、多額の修理代を払ってまで直すかどうか迷って、3年間放置したままだった。




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 このiBook。最近の真っ白なやつより色は好きなのだが。OS9とOSXのどちらでもブート可能。




 昨日たまたま見つけたブログの記事に、この症状のかなり強引な直し方が書いてあった。簡単そうなので試してみることにした。
1円で修理。iBookロジックボードリペアエクステンションプログラム対象端末

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 まずは裏蓋をはずす。トルクスドライバーを持っていてよかった。もし自分で試す人は「iBook」「分解」で検索すると詳しいやり方が見つかります。




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 そして、GPUの上あたりにアルミでくるんだ1円玉をテープで固定。僕は2枚包んでみた。




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 元に戻して電源を入れると、あっけなく画面が映った。起動ドライブがOS9になっていた模様。




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 この起動の時のアイコンパレード、懐かしい。




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 Hyper Cardも動きます。これが一番Macらしいソフトだったんだけどなあ。

 というわけで、ロジックボードを交換することも無く、3年間眠っていたマシンが蘇った。参考にしたブログの作者の人に感謝!もし同じ症状で困っていて試してみる方がいたら、元のブログの記事を参照しつつ、自分の責任でお願いしますね。