こんばんは。
今回はコルトパイソンのモデルガンです。
コルトパイソンは目立つ外観から漫画やアニメ、映画でも数多く登場しているのでご存知の方も多いと思います。
今回取り上げるMGC製のモデルガンは最初の発売が1977年なので40年以上前に設計された製品です。
昔の刑事ドラマ「太陽にほえろ!」や「西部警察」でもMGC製のパイソンがプロップとして使われていましたが私が一番印象的なのは映画「蘇える金狼」で松田優作が演じる主人公の朝倉が念入りに分解清掃していたシーンです
1977年発売以降も時代に合わせて材質をヘヴィーウエイト樹脂(高比重プラスチック)に替え発売するなどMGCが活動休止後も新日本模型名義で2011年まで生産されていました
今回紹介するSRHは通常のヘヴィーウエイト樹脂よりも重く磁石に付くことを売りにして発売されましたが磁石に付くことが鉄と混同されるなどの事情から半年余りで姿を消した製品です。
磁石に付くとは言え材質的には非常にもろく分解、組立程度の作業でも簡単に割れてしまうのである意味モデルガンには最適な材料だと思います
MGC コルトパイソン4インチ SRH(スーパーリアルヘビーウエイト)
写真では伝えられませんが結構重いです。
製品の表面は出荷時の状態では色むらがあるのでかなり磨きました
カートリッジは短いです。(38スペシャルのダミーカートよりも短いです)
当時製品と一緒に買ったMGC純正の木グリ(出来が良いです)
刻印は実銃とは違います
中途半端に磨いてブルーイングしています
当時モデルガンは新宿のMGCで買うことが多かったのですが実銃用の純正グリップ等も充実しており良い時代でした
このSRHシリーズは私のツボにはまった製品でしたのでパイソン、ローマン、トルーパー、ガバメント、92Fなどガバメントの38スーパー以外は全て購入したのですが以前オークションで売ってしまい残っているのはこのパイソン4インチとガバメントだけです
後悔はしていませんがちょっともったいなかったかもしれません
このシリーズは材質がもろいので中古で購入した方は分解だけはやめた方が良いと思います。サイドプレートのラッチの部分はすぐに折れてしまいます
発売当時シリンダーの動きが悪く調整しようと思い分解したら簡単に割れてしまい部品を取り寄せた記憶があります(部品売りはしないとの事でしたが譲ってくれました)
今でもパイソンのモデルガンは発売されており外観、メカニズムともにMGC製よりもリアルですが私の中でパイソンのモデルガンと言えばMGC製です
今回も最後までお付き合いいただきましてありがとうございました。