一番安い飛行機は遅い時間だったので、
網走向かうことに。
朝起きたら、かなり雪が積もってる。
電車は一時間に一本。
あれ?
遅れてる…
し、鹿の影響!?
北の国ならではの遅延理由。
やはり自分の常識は非常識。
列車が来た。
揺られること一時間。
網走に着いた。
タクシーを拾って、
「網走刑務所までお願いします!!」
着いた。
今もまだ現役の香りが残っている。
運転手「今日は面会ですか?」
私「んんん?」
あれ?
これは本物の刑務所だ!
勘違いしてました。
あの有名な網走刑務所はもう無いと思っており
僕は網走刑務所の博物館にいきたかったのです。
運転手さんに勘違いを伝え、網走刑務所の博物館へ。
危うく、面会してしまう所でした…。
網走刑務所は、今から120年前に作られ、1200名の囚人を収容しました。
当時ロシアの脅威から北海道を早急に開拓しなくてはいけなく
その労働力として、網走の囚人達が、死と隣り合わせで通常の4倍の速度で
何もない原始林から、中央道路を作り、開拓してくれました。
でもその労働の過酷さから、わかっているだけで200名以上の
囚人たちが命を落とす過酷な作業でした。
その当時、囚人がその過酷な仕事をすれば良い。
もし死んだとしても収監する経費が節約になるという話だったそうです。
でも網走の人たちは、その囚人たちのお蔭で開墾が出来
町が栄えたといっていました。
網走刑務所は高倉健さん主演の「網走番外地」で一躍有名な場所となりました。
あの有名な五寸釘の寅吉!
脱獄すること6回。
五寸釘を足で踏み抜いても12キロ走ったことで、五寸釘の寅吉というあだ名に。
当時、原始林を開拓して居る時は、足には鉛を付け、マイナス30℃の中
自分たちの作った小屋で毛布一枚で過ごしたそうです。
もちろん靴下などありません。
網走刑務所内の独房。
お風呂は至福の時だったそうです。
この当時から、入れ墨をした人たちが増えてきます。
五翼放射状舎房。
ベルギーのルーヴァン監獄を模したものと言われています。
もう一人の天才脱獄者。
白鳥由栄。
この人も4回も脱獄に成功しており、網走刑務所でも脱獄。
味噌汁を吹きかけ、鉄を錆びさせて、柵を毎日ゆすり、この隙間から脱出。
そして棒をつたい、天井窓を頭突きで突き破り脱獄。
う~ん。
かっこいい!!
しかし網走は寒い。
防寒具完璧でも足元から冷える。
昔はもっと寒かったそうです。
その中で、裸足で、薄い生地の服に、布団一枚。
昔の人の忍耐は信じられないくらい強い。
タクシーを呼び、もう一度、本当の網走刑務所へ。
今でも600名を超える囚人達が収容されています。
夢が一つかなった。
寒すぎ!!
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