ヒアシンスハウス 詩人の見果てぬ夢 | フェアリー通信 TDRショー・パレフリーク

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土曜日の夜、新美の巨人たちという番組があります。

国内外の美術品や建築を掘り下げて紹介する

この番組が、私は大好きなのですが、

今年の1月に、ヒアシンスハウスという建築が

紹介されていました。




24歳で夭折した詩人で建築家である、立原道造が自ら設計し、

建てたいと切望した夢の小屋、それがヒアシンスハウスです。

この時まで私は立原道造を知らなかったのですが、

天才詩人であり建築家、結核で夭逝と、萌ポイントは満載です。


彼と、仲間である詩人や画家たちのコロニーとして、

立原はヒアシンスハウスの建築を計画。

5枚のスケッチが残されています。

しかし、立原は第1回中原中也賞受賞の翌月、永眠。

ヒアシンスハウスは、立原の叶わなかった夢となりました。


たった5坪の小さな家。

立原の残したスケッチを頼りに、彼の没後60年、

仲間の文芸家、建築家など有志が集まりアシンスハウスを建設しました。


この素敵な物語を知って、私も心打たれ、

絶対見に行きたい、どこに建ってるのかしらと思ったのですが、

何と、私の地元にある別所沼のほとりに建っているなんて。



ヒアシンスハウスというネーミングも美しいですが、

風信子荘という和名もまた素敵です。



テレビで見たままの小さなおうちが、

こんな近くにあるなんて、幸せすぎる。



正面から見たヒアシンスハウス。

木戸の十字が素敵なアクセントになっています。






こちらは家の裏側。

木立との調和が素晴らしいです。






出窓にはヒアシンスの花。



日曜日で、自由に出入り出来る日だったので、

公園に遊びに来た人々も、たくさん訪れていました。



立原の書いた、精密で美しいヒアシンスハウスのスケッチ。

フリーハンドなので、血の通った暖かなラインです。



週末・祝日・水曜日は、室内を自由に見学できます。

私も中にお邪魔してみました。




後半に続きます。















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