子③(小2女児)の掌に乗せられたカニの赤ちゃん


 

子どもたちが通う小学校では運動会の準備が進んでいる。

 

私が小学生だった昭和40年代には、春の運動会、秋の大運動会と年に2回運動会があった(上級生は裸足で走っていた)。

 

しかし、コロナや教員の働き方改革などを受け、昨今の運動会は午前中だけ各学年2種目程度をこなし、終わったら教室に戻って着替えて帰る、というパターンになっている。

 

 

 

子①(小6男児)は、去年に引き続き「応援団」に所属して応援の先頭に立つことになったようだ。

 

「今年の5年生はふざけた奴が多いから、今年は応援団やりたくなかったんだけど…」と言っていたが、色々あって仕方なく受け入れたようだ。

 

先日も子①はマットの上に土足で乗って遊んでいた5年生の応援団員を叱ったと言っていた。

 

その種の生真面目さは、本当に私や私の父にそっくりだ。

 

 

 

ところで、応援団では「とっとこハム太郎(?)」の替え歌を応援歌に取り入れることを決め、みんなで歌う練習をしたという。

 

ところが、昨日改めて応援の歌の練習をした際、子①はその「とっとこハム太郎」の替え歌が判らず全く歌えなかったというのである。

 

「何それ?オレ初めて聞くし。」みたいなことを言う子①に対し、応援団の仲間たちは口々に「え、だってこないだ〇○(子①)も一緒に歌ってたじゃん。」と言ったそうで、そのことが全く記憶に残っていなかった子①はどうにもこうにも不可解だったそうだ。

 

 

 

ここで私の頭を過ったのは3月末の痙攣発作のことだった。

 

去年の年末に悪性脳腫瘍を摘出し、年明けから2か月に渡る陽子線治療を受けた子①が痙攣を起こして意識を失い倒れたのは3月末のことだった。

 

その日、子①の記憶は倒れるしばらく前から全く途絶えていた。

 

機嫌が悪いみたいに黙って座っていたのだが、そのことを全く覚えていなかった。

 

今回のとっとこハム太郎の一件は、そのことを想起させるちょっと嫌な感じがする出来事であった。

 

何でもなければよいのだが。

 

意識を失って倒れた日のこと

 

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