日経新聞朝刊の記事より
「中国と韓国の電機大手が日本の家電市場への攻勢を強めている。中国・海爾集団(ハイアール)は15日、三洋電機から取得した冷蔵庫と洗濯機で「2015年に国内シェア15%を目指す」と表明した。三洋の開発力をいかした高価格帯の製品60機種以上を投入する。韓国勢ではサムスン電子が13年をめどに日本の薄型テレビ市場に再参入する方針だ。世界で圧倒的な存在感を持つ中韓企業が攻め入ることで、日本企業で分け合ってきた国内市場の構図が大きく変わる可能性がある。」
Panasonicが三洋電機を買収した際に、太陽光発電やゴパンなど時代の流れにのっている製品のみ残し、白物家電と呼ばれる洗濯機とうの事業を中国のハイアールに売却しました。事業の採算性を考慮した結果だとは思いますが、その後太陽光発電は高価ということもあり電力不足の社会問題を抱えながらも爆発的な売れ方もせず、昨年高収益をもたらした薄型TVも今年は赤字続きで日本の家電メーカーは苦戦を強いられています。
そんな中、残った市場のひとつである白物家電を技術を買収した中国のハイアールが高価格帯の商品を投入してきました。おそらく日本の家電メーカーは低価格商品では中国・韓国メーカーにはかなわないが、高機能商品に関しては日本に「一日の長」があると考えていたのでしょう。しかし、日本が戦後驚異的な復興をとげて、世界の家電市場を席巻したのと同じ状態が今また起ころうとしています。今度は日本が欧米の立場になり、中国・韓国が日本の立場になっているのです。技術の進歩やイノベーションは加速度的に速まっています。今までの成功体験は一度リセットして初心に立ち返ることが今必要だと思います。
日本の企業には世界をリードしてきた技術力があります。今、世界はもとより日本の市場を読む力が加われば必ず新興企業に対抗することができるはずです。