我が家で2本目のサンエスインク止め式万年筆です。
外観はキャップのクリップ上が若干反り返っている。あれ?どっかで見た様なフォルムなのだが思い出せない。パーカーのデュオフォールドも親戚みたいな感じであるが、デザイン質感共に手抜きは無く良い感じである。

 

1号ニブなのでエラは張って無く細身であるが、長さはそれなりにある感じ。

 

古い万年筆だとニブが交換されて別物になってる事が多いが、これは当時の物が付いている。

 

ニブの刻印は「STANDARD S.S.S. REG,PAT.OFF 14KT 1」となっている。

REG,PAT.OFFの表記は初である。「Registered, U.S. Patent and Trademark Office.」みたいな登録商標の略表記だろう。
 

インク止め式なのでばらけます。

 

胴軸の刻印は「S.S.S. FOUNTAIN PEN HOSONUMA & Co.LTD」と彫られている。細沼浅四郎の痕跡である。

 

先に逗留中のサンエスインキ止め万年筆と並べて見る。先の物も手抜きな作りでは無いが、今回の物の方が格は上だろう。

 

白ペンの方は、元々のペン先では無さそうなのである(ペン先にS.S.S.の刻印は無い)が、とても良い書き味をしていて気に入っている。金の統制下で白ペンを使用しているとの可能性もあり得るが、白ペンでも普通は社名は入れるだろう。手前のは14KTであるから大戦前・・・大正時代の広告によく似ている物が載っているので、諸元は大正期だろうか???

 

白ペンと比べても若干ニブは小ぶり。

 

筆記テスト・・・我が家のFlexで柔らかいペン先トップ5には余裕で入る。もしかしたら1番にしても良いくらいの感じ。(笑) インクを入れる前に親指のツメに当てて確認した時、余りにもグイングインしたので超ビックリ!!!ビンテージのWATERMAN'sやConwey Stewartも柔らかいが、その時より柔らかい感じがした。我が家で暫定1位のFlex度なMORISONの白ペンや、そつなくイイ感じなブーメラン型ハート穴PILOT53Rもビックリである。キチンとした動画が録れるかまだ不明であるが、この手のニブは簡単で10秒程度でも良いので動画で何か書いた物があった方が、驚くべき柔らかさは伝わるだろうなぁ。今後の課題だな。^^;;;
白ペンのサンエスもペン先がやや太いけどFlexな感じは負けて無い。比較で最近の物を・・・とPILOTのフォルカンを使って見た。まあ今出来の万年筆では、同じレベルのFlex性は、エラボーよりはフォルカンである。しかし、こうやって書き比べてみると、書き心地としてはニブにサイドスリットの無い方が、踏ん張りと言うかコシがある感じなので、筆圧の加減はフォルカンよりはやりやすいか???
まあ、無駄に何本も万年筆を買い漁らずに、フォルカンを買って終わりでも良いんだろうなぁ。(笑)

 

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