369)タイトル:学べるお菓子レシピ 理数系スイーツ 著者:太田さちか 出版社:マイルスタッフ | クレクス先生の児童書ナビブログ

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とある小学校の図書館で司書をしています。
仕事で出会った素敵な絵本や児童書の中からオススメの本を紹介したいと思います。
(たまに児童書以外も紹介します。)

 世の中にあふれるレシピ本ですが、「理数系」と「スイーツ」が一緒になっている本は初めてみました!「え、え、どんな内容??」と興味津々で読み始めました。
 スイーツを作る上では、材料を数えたり、材料を計ったり、色々な形に切り分けたり、1つのケーキを等分に切り分けたり、チョコレートの溶ける温度を調整したり…などなど、算数や理科のエッセンスがぎっしり含まれています。そんな中で、楽しみながら、算数や理科について考えてみよう!というスタンスの内容になっています。
 ページの中にポイントのコラムがあり、そこが他のものと一味違うところ。1本の串に刺したお団子を食べると残りは何個あるか。500mlの牛乳でミルクゼリーを5つ作ると、1つあたり何mlずつになるか。パイを作る時に色々な三角形を作ったり、立方体のサイコロゼリー、など、「算数のドリルなんかも、こんな感じにレシピ入りで作ったら、ちょっと面白いかも…」なーんんて思いました。写真もとてもすてきなので、理数系が苦手な人でも十分に楽しめますのでご安心を…