おばあちゃんの話 | くれあ箱☆

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荘野ののんびりぶろぐです。


昨年の3月初め、

祖母が他界しました。

大好きなおばあちゃん。96歳でした。

久しぶりのブログなのに、重たい話。💧

おばあちゃんは、小さい頃に病気をして、左腕が動かなくなったそう。
手首から指先は辛うじて動く。
それがおばあちゃんにとっての普通。
私にとってもおばあちゃんはそれが普通。
なんで動かないの?と疑問に思ったことがなかった。
お料理上手だし、編み物や折り紙めっちゃ上手だし、なんでも出来ちゃうすごい人。

優しくて本当に本当に大好きな人。

別別に暮らしてたので、小さい頃は毎週末会いに行ってたけど、大人になると、なかなか会いに行けなくてお盆とお正月くらいになってしまった。

気づいたら、おばあちゃんは家族のことも私の事も分からなくなってしまった。

結婚が決まった時、おばあちゃんに言わなきゃ!と思って、やっと結婚するよ。遅くなってごめんとおばあちゃんに会いに行った。

その時は意識がちゃんとしてて、ほんとに喜んでくれた。どこに住むの?ちょっと遠くなるね。とか、色んな話が出来て皆も私もびっくり。

次に会いに行った時、いよいよ分からなくなってて、知らない私へおばあちゃんが話をしてくれた。

その中で忘れられないのが

ダメな女でごめんなさい。

の一言。

それを聞いた私は、なんというか、大ショックを受けてしまった。

なんでダメって思ったの?
腕が動かないから?障害者であるから?
小さい私たちを抱っこ出来なかったから?
ずっとずっとそう思ってたの?

実はおじいちゃんも障害者。足が悪かった。
聞いた話だと障害者の夫婦はご近所にもあまりよく思ってなかった人もいたりいなかったりだとか。

私にも知らない辛くて苦しいことがたくさんたくさんあっただろうに、私や妹の前ではいつも笑顔だった。

私はおじいちゃんおばあちゃん達はほんとに凄い人だと思ってたし、とってもとっても尊敬する人。

そんな人からこぼれた本音が凄く刺さってしまった。

その場では

なんでそんな事言うの?ダメじゃない!
おばあちゃんは凄い人なんだよ!最高なんだよ!

と大きな声で言ってしまった・・・。

その一週間後、96歳のお誕生日の翌日、遠くにいってしまった。

お葬式は大人だけど泣きまくって泣きまくった。

お手紙と、おじいちゃんも誘って来てねと、結婚式の招待状を棺に入れて見送った。

結婚式には式場のご好意でおじいちゃんとおばあちゃんの席と乾杯のシャンパンも用意してもらいました。ありがとうございます。💕

バタバタと忙しい毎日だけど、ふとおばあちゃんの事を思い出してしまう。そして泣いてしまう。

また会えた時におばあちゃんみたいなおばあちゃんになれたよと言えるように、頑張って毎日を過ごそうと思いました。

しなやかに優しい人でした。
おばあちゃん、大好きー!!❤️