■最終日(2001/6/16)

 

一人なのでさっさと朝食を済ませてボートドックへ

 

なんと言っても楽しみは朝マズメのTOP

 

昨日は墓場でそこそこ楽しんだが、爆釣というほどのものではなかった

 

今日はTH&KOTAお墨付きのガイド(のはず)である

 

KOTAからはBUZZベイトがかなり良かったと聞いていた

 

何を隠そう自分はまだBUZZで釣ったことがない

 

その話を昨日KOTAにしたところ、「これを使え」とヒットルアーを渡してくれ、ElSaltoの攻略法も教えてくれた

 

これで場所さえ同じなら、KOTAほどではないにしろ、多少は楽しめるだろうと思っていたのだが・・・

 

今日も朝から延々と遠くに向かっている

 

20分くらい走ったところで、「さぁここだ」と言われたところは、一昨日を思い起こさせるような静かなところ

 

しかもかなり沖に停泊しており、キャストしても岸際まで届かない

 

「ホントにここで釣ったのかなぁ?肝心のシャッドもいないし」という不安が的中し、引けども引けども音沙汰無し

 

とりあえず岸際まで寄せさせ、延々流したが、とにかくシャッドがいないし、ボイルもしてない

 

BUZZで釣りたいが、他のTOPなら出るのか?と思い、ガイドにペンシルとポッパーを任せる

 

日が昇り始めた頃、ようやくシャッドがザワザワしているところへ到着

 

が、墓場と違ってこれと言ったストラクチャーはなく、シャッドはどんどん移動してしまう

 

かろうじて一回だけ出たが上手く乗せられず、ガイドもザラでミスバイトがあったのみで終わってしまった

 

結局、初BUZZの目的は果たせず・・

 

もうTOPにこだわっても仕方ないので、ダムサイトへ

 

目標は橋脚である

 

自分からすると「人のポイント」ではあるが、今日は自分だけなので、ピンスポットまで狙ってやろうと意気込んでいった

 

橋脚周りに到着し、まずは昨日9.4Lbsを釣った岩場の方へ

 

「ほらね」とばかりにアタリがあり、7パウンダーが上がる

 

その後岩場で数本追加し、いよいよ本命の橋脚外側へ

 

ここには水中へパイプが走っており、これに着いているのではと思われたので、ワームをフリーフォールさせていった

 

「結構深いな」と思っていたところ、いきなりガツンと衝撃があり、ラインが凄い勢いで出て行った

 

急いでクラッチを戻し、巻き上げに入ったが既にパイプに巻かれた感触があり、まったく上がってくる気配が無い

 

ラインを緩めると出て行くので、しばらく粘ってみたが、結局諦めてラインを切った

 

上がってきたラインの先端を見るとズタズタになっており、かなりこすれていたことが分かる

 

今度は位置をずらして落とし込んでみたが、全然反応無し

 

しばらく寝かせることにして、反対岸寄りの橋脚へ向かう

 

またまたパイプに沿ったフリーフォールでガツンと来た後パイプに巻かれ、しばらく粘ったが結局諦めた

 

ガイドに「このパイプ何?」と聞くと、どうやら湖の水を吸い上げてダムサイトの外側にある畑へ給水しているものらしい

じゃあ今までのアタリって・・・

 

ガイドは「ビッグバスだ」と言っているが、疑問は残されたまま、橋脚での釣りは諦めた

 

アタリを出すパイプ

 

その後、昨日11Lbsを釣った岩盤も含めてボートドックへ戻りつつ数を増やしていったが、7Lbsを上回るバスは出なかった

 

10時半になり、3日半のEl Salto釣行終了

 

直ぐに部屋に戻り、シャワー、着替え、荷造りをして車へ

 

昼食の時間は無いので、アミーゴがサンドイッチを持たせてくれた

 

空港へ向かう自分の他に、マサトランのホテルへ向かうアメリカ人客2人が同乗

 

運転手は昨日の午前までガイドしてくれたイェルマンだ

 

約2時間のドライブで空港に到着

 

チェックインを済ませた後、まだ時間はあったが、さっさとゲートへ向かう

 

自分が乗るLA行きとは反対側のロビーに行き、同じく一人でTexasへ帰るKOTAと合流

 

KOTAが乗る便は出発間近だったので、ちょっと話をして見送った後、自分もメキシコを後にした

 

LA到着後、迎えに来てくれたHiro.F氏と宿泊先のShinozki家へ

 

その後かつて良く行った焼肉屋へ行き、OMさん、Hiro.Sと合流し、大いに自慢話に耽った

 

その夜、仕事を終えて来てくれたTojoも交えて飲みなおしたが、疲れが溜まっていたせいか、久々の再会にも関わらずあっさりダウン

 

翌朝、空港へ行く前にTurners Outdoomanへ寄り、USルアーの買いだめ

 

LA空港でのチェックインも無事終了し、出発時刻は30分遅れるとのことだったのでHiro.F氏、Tojoとファーストフード店で歓談

 

(アメリカの航空会社のターミナルはギリギリのところまで見送りの人も入れる)

 

元の出発時刻の20分前に一度ボーディングカウンターを確認しに行ったら、30分遅れどころか、15分前倒しになっていた

 

つまり出発まで後5分!

 

急いで荷物を取りに行き、挨拶もそこそこに飛行機に飛び乗ることになった

 

こんなこともあるので、気をつけよう

 

■釣旅を終えて

 

年々海外旅行が安くなっている昨今、今回の釣行は一週間の旅行としてはかなり高いものだったと思う

 

それでいて豪勢なホテルに泊まったわけでなく、美味いものを食ったわけでもなく、観光名所を回ったわけでもない

 

この旅費は後々生活していく上での経済面で大きな負担となったが、それだけの価値は十分にあった、と感じている

 

釣り人の少ない湖

 

巨大バスの爆釣

 

アミーゴ達の過分とも言えるサービス

 

そして夢に見た10パウンダー

 

自分にとって Lake El Salto は、まさに「約束の湖」であった

 

 

~終わり