sukekiyo TOUR2024「冷たい沈黙」-漆黒の儀- | Psychotic Psyche

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涅槃の薫りがそよそよ

(覚え書きというか、

文字数の関係でInstagramで投稿しきれなかった

曲の感想なのでただただ長いです。)


01.Margaret

やはり始まりはこの曲だろうという予想通りでした。アルバム『EROSIO』の一曲目でもある、哀しく綺麗な片想いの世界観です。


02.グロス

昔のsukekiyoは紅・口紅が合うような雰囲気で、今のsukekiyoはグロスが合いそうかなあ…なんて考えながら聴いていました。


03.愛した心臓

『EROSIO』の中でも特に好きな曲です。両性愛者に片想いする異性愛者?同性愛者?の話なのでしょうか。(私は勝手に後者の話として理解していますが…。)自分以外の性を愛することができる相手への悔しい苦しい想いの歌でしょうか。sukekiyoだからこそ「異性愛以外の恋愛をわざわざ謳っていてもわざとらしくない」という感じを受けました。


04.Candis

ファンの「あ、Candisだ」と判った時の、ペンライトを出すゴソゴソとした様子を何だか微笑ましいと思ってしまう私です。

(私は今回のライヴで、Valentinaのペンライトを遂に購入してしまいました)


05.Valentina

ペンラ曲は連続するだろう…と思ったら正にそうでした。

この曲も、悲しいのに爽やかなところが好きですね。早く通常音源化してほしいです。


06.MOAN

この曲は歌詩・曲調共に未だにどうも好きになれなくて…。初聴き印象の「どうしたんだろう」がやっぱりありますね(苦笑)。


07.口に林檎

歌詩の意味が気になります。ヤンデレ?子供が欲しい(それとも、一緒に居る理由としての「子宮が欲しい」なのかな)?


08.aftermath

この曲とelisabeth addictが、sukekiyoの原点としての双璧を成していると私は考えています。今のsukekiyoとなまた異なった雰囲気(より「和」を感じられる気がします)の頃の曲。女性が宙吊りになっているMVが美しく衝撃的でした。今でも大好きな世界観です。


09.訪問者X

初聴きと今とで印象が大きく変わった曲です。「やや長く、クセのある曲」という感じでしたが、この奇妙な曲調と展開がスルメのように聴けば聴くほどに味わいを感じさせてくれる気がします。


10.論外な生き物として

一人で何役もの声を使い分ける京さんだからこその曲だと思います。ライヴでもその切り替えの様子はよく感じられました。

私は完成された『EROSIO』収録曲よりも『PASSIO』に収録されていたDemo Ver.の方が、より気味悪さやドロドロとした感じが印象強く好きです。


11.変わってくれませんでしょうか?

少女と大人の女性のちょうど狭間?歌い方や曲の感じからそんな印象を受けます。


12.夢見ドロ

風俗嬢が自身の胸の内を歌う曲、これもsukekiyoではお馴染みとなってきた気がします。「愛してるかどうかは 貴方に任せる」。自身の感情では行動できないのか、それとも行動したくない・怖いからこそ他人に自分の命運を預ける女性の歌なのかが気になりますね。


13.Scarlet

曲名のせいなのか、私には「赤く咲いた花の様な手首の傷痕」が頭に思い浮かぶ曲です。爛れた様なメロディが痛々しいです。


14.ただ、まだ、私。

これはメロディも分かりやすく、歌詩も健全なのでsukekiyoを知らない人にも安心して聞かせることのできる・カラオケでも歌える曲ですね(笑)。「ストレートに、ただただ良い曲」というのもsukekiyoは沢山持っているのでニクいなあと思います。


15.白濁

(ここからラストまでミドルバラード、泣ける曲で畳み掛けるのが今回の公演でした。)

この曲はMVがまた、ひと昔前のビジュアル系PVの様で良いですね。演奏中にもバック映像でMVが映し出されていました。


16.憂染

冬から春に移り変わり、雪が融けて雨に混じる。凍えていた冷たい心が解れて、涙が雨に溶ける…というような、季節と心の移り変わりを重ねた曲だと思います。悲しい想いを忘れられない中でも少し前に踏み出していく気持ちが、曲と歌詩の溶け込み方に表れている曲だと思います。


17.呼吸

天涯孤独な女性の諦観の気持ちを歌った曲でしょうか。ひたすら孤独で、愛に飢えている様な歌詩は聞いていて辛いですね。私は実はこの曲は聴き流していただけで、歌詩には殆ど目を通していなかったのですが、映し出される歌詩の悲しさに胸が苦しくなりました。