第二回 North Cocktail Romantica ① | Psychotic Psyche

Psychotic Psyche

涅槃の薫りがそよそよ

84日に開催された

North Cocktail Romantica(略:NCR)と

KERA SHOP Mariaの合同イベントに参加してきました。

お茶会は、私は「追加講習」の参加です。


「追加講習」と云うのは、

「夏期特別講座」と銘打たれたお茶会が

人気ゆえに直ぐにチケットが完売して仕舞い、

追加お茶会として開かれたものです。


個人主催のお茶会とは云え、

BKBrillant Kingdom)の御二人が

いらっしゃると云う事で大人気のイベントです。

メインである「夏期特別講座」、

追加お茶会である「追加講習」、

そして二つのお茶会が終了してから

KERA SHOP MariaにてBK来店イベントと

盛り沢山の一連イベントです。




北海道とは云え、今は盛夏。

そして今年は湿度の高い日が続いている様で

(私は北海道の夏を過ごすのは初めてです)

本州までとはいかずともやはり、暑い訳です。

初めてのお茶会。

其れも、ブランド縛りも無しで

唯一 テーマとして提示されたのが

『ワンダーランド「不思議の国」』。

折角ならば、盛装して

コルセットも締めていきたいと思ったけれど、

暑さで具合が悪くなったり

何より見栄えが悪い(暑苦しい重ね具合、色の雰囲気)のは避けるべきかと思い

サラリとワンピースを一枚とする事にしました。


『暑いからワンピースは此れで

ワンピースメインで組み合わせを考えれば

案の定、ほぼAPALICE and the PIRATES)オンリーの

面白味の無いコーディネートに成って仕舞いました。




ALICE and the PIRATES

・ヴェールカチューシャ

・ワンピース

・ロングソックス


BABY, THE STARS SHINE BRIGHT

・靴


Moi-même-Moitié

・ペチコート


Angelic Pretty

・クルー丈ソックス


Phantom Jewelry

・ブレスレット


むむ。本当はブランドミックスしたかったなあ。


爪も染めて準備は出来ました。



当日、KERA SHOPを通じて知り合ったOさんが

御親切に御声掛け下さったので

私が彼女を御迎えに出向き、

其処から二人で会場へ向かう事となりました。

二人ともお茶会が初めてで、

知識などでは知っていても

実際のところの

「どんなものなのか」が未知数。

『ブランド縛りが無いとは云え、

殆ど全身APコーデは流石に宜しくないだろうか。』

『せめて一つくらいTFTriple* fortune)のものを

持っておくべきだったのだろうか』などと

今更では有りながらも懸念が有ったのも正直なところ。


Oさんが会場の詳しい場所も御存知で

有難くも彼女の案内で丁度良い頃合いに到着。

建物内の、会場入り口前には既に

様々なロリィタさんが並んでいました。


御茶やジュース、ちょっとした菓子類は
全てセルフサービスなのですが
遠慮して仕舞うのと
やはりロリィタは場所を取る洋服なので
他人との接触等を避けようとしていると
なかなか取りに行けない。
元々、人前で食事をする事を
恥ずかしいと感じて仕舞う性質なので
「仕方ない」と飲み物だけ手に取りました。
其処に何と
御配慮下さったのが
会場で御手伝いをされていた
KERA SHOP Mariaスタッフの ころぉさん。
サッと私とOさんの傍に来られて
『お菓子、持ってきますね♩』。(!!
細やかな心配り、とても素敵です…。◎

(会場の雰囲気が何となーく判りつつも

他の方の御顔が写らない様に撮った一枚)


(此の写真はKERA SHOP Mariaスタッフさん撮影)

BKへの質問コーナーです。

各自、質問がある人はメモに書いて

スタッフさんにお渡しして

くじ引きの様に引いて質問。

回答したBK御二人の方も

私達に何か質問を返すと云う

相互形式の質問コーナー。


それにしても(写真左側が私なのですが)

「ぼっち感」漂い過ぎ…。 笑

右はこの日同行して下さった

質問中のOさんです。


そして

Triple* fortuneの新作

コルセットとスカート、そして靴の

詳細発表があり

サンプル品の展示がされました。

実際に見て・触れて

靴に関しては実際に試着出来ました。

私も、靴の試着をさせて頂いて

(何と…ころぉさんに

靴を履かせて貰うと云う贅沢っぷり)

猫脚ヒールと云い

編み上げタイプと云い

履き心地と云い…素敵な靴でした。



BKの御二人は、

とても掘り下げた御話をして下さって

私は嬉しかったです。

私の中のお茶会と云うのは

正直に言って仕舞えば、

ブランド主催のものであれば

⇨「商品紹介」

「ブランドの良さをアピールされる場」

(つまり展示会の延長線上)

個人主催のものであれば

⇨「ロリィタはこうあるべき講座」

「綺麗なもの、美味しいもの、ロリィタとして都合の良いものを寄せ集める場」

(言葉は悪いかも知れないけれど、

所謂「現実逃避の場」)

の印象が強く有りました。


「怖い」「面倒そう」「マウントをとられる」「雰囲気だけ味わうだけで、実際は食事も飲み物もお飾り程度の精神ロリィタ会」…。

言って仕舞えば

「人との触れ合いを楽しんでいく場ではない」

「最新のロリィタ情報を集めたい人が行く場」

と云う感覚を受けていました。


今回は、ブランド縛りもなく

またKERA SHOP Mariaスタッフさんも

関わっているイベントと云う事で

私の心の中のハードルが下がった為に

参加を決意したのですが、実際は

私の想像とは異なる

和気藹々とした雰囲気でした。


BABIさんは

博識に、

(でも「ひけらかす」雰囲気が出ないのが素敵)

アリス(今回の「ワンダーランド」になぞらえて)に関する事

御好きなティーカップに関する事

新作靴のデザインから来る

マリー・アントワネットのダンスの事など

様々な面白い御話をして下さいました。

私達が着いたE席にいらっしゃって

私に、

『初めまして だよね?』と

直ぐに仰った時には驚きました。

実際、会った事のある方に

『久し振り』と話す事や

本当は初対面であるのに

『前に会ったよね?』なんて朧げな会話をして仕舞うよりも

「初めて会う人を認識出来ている」って

凄いなと思う訳です。

人って大体、探り探りとか

「前に会ったかな??」と云う事前提で

話す部分があるじゃないですか。

そうではなくて、『初めまして』って

即座に「この人とは会った事がない、初対面だ」って

判別出来る・其れをきちんと口に出せる

って凄い事だと思います。感動しました。

以前にもイベントで面識の会った参加者の方に

『その時のコーデ教えて。私、コーデで教えて呉れたら直ぐ分かるから。』と仰っていらっしゃるので

これは素晴らしい…!と

ただただ驚いて仕舞った訳です。


カイエさんは

服に対する姿勢、とりわけ

「原宿ファッション」

と位置付けられる

ロリィタファッションに対する情熱が

私の考えにとても近くて

嬉しさを感じました。

『雑誌(KERA)ありきのロリィタじゃないんだよ』

『元々は、大阪辺りで生まれたロリィタファッションが次第に普及していって其れに目を付けた雑誌が【リアルな若者のファッション】として発信したのが始まり』と

「雑誌KERAが事実上無くなって仕舞った(KERAは現在、紙媒体では無く、電子媒体での配信となっています)と嘆くのではなくて

単に

KERAやロリィタファッション、原宿ファッションが持て囃される時代よりも前に

戻っただけ」

「なかなかロリィタ実店舗に行けない

海外のロリィタ愛好家は、

雑誌モデルの全身統一ブランドのコーディネートでは無くて

あなたたちの様な

ブランドミックス・様々な着方をしている子のファッションを参考にしている」

とても熱意を持って

(然し、押し付けが無いのがまた素敵です)

御話し下さるのが嬉しいかったです。

BKの御二人は

Triple* fortuneの御話は殆ど新作説明だけ、

ファッションに対する想いの丈を

とても濃厚に御話し下さって

もっと聴いていたい

私と同じ感覚で心地好いと感じました。

これだけで参加した甲斐が有ったと云うものです。


参加者の方々を見ていても和やかで、

よく聞く「ロリィタお茶会は人間関係が面倒」

少なくとも当日の私には見えませんでした。




そして、

折角なので同行して下さった

Oさんのコーディネートを。

カメラを持って行っていたので

写真を撮らせて頂きました。

Qutie Frashと

Triple* fortuneのミックスコーディネートです。

何処から何処までがQFで、何処からがTFか

一目見ては判らないくらい

綺麗に合っています。


暗色でありながらも

色の系統は寒色なので

暑苦しくなってはいません。


狐面や蝶など

頭ものはQutie Frash寄りで

洋を感じさせる薔薇のカメオ型ネックレスは

Triple* fortune寄りと、

絶妙なバランスです。




(続)