ジョンウは大統領秘書室のオ室長の息子と引き換えに、秘密の研究所の場所を聞き出そうと約束の場所へ行くが、そこにいたのは捕らわれたヘウォンだった。
結局人質の交換だけで、研究所の場所は聞き出せずに終わる。

いろいろ裏が分かってきました。
オ室長も若返りの薬を飲んでいるわね。
薬効が切れるのが早まっているので焦っている。

共同墓地に研究所があると睨んだジョンウは夜忍び込んでみるが、すでにもぬけの殻だった。
悔しがるジョンウの姿を、パソコンカメラを通して眺めながら、不敵な笑みをこぼすチョ博士。

このジョンウとジェイミーの母親のチョ博士は、白夜村にいる時から不老不死の研究をしていて、妊娠中に自分の体を実験体にするほど狂っている。
子供だったジョンウの知能指数が200以上あると知り、ジョンウが書く化学式を基に不老不死の薬を完成させようと思ったが、悟ったジョンウが化学式の一部を消してしまう。
それから何十年もヘウォンの父親のコン博士と共に研究を続け、一時的に老化を止める薬は開発できた。
それを服用していたのが、チョ博士とオ室長だった。

オ室長についても、ジョンウが捜していた閣下と呼ばれている人物こそ、オ室長だと突き止める。
捕らわれた白夜村崩壊を招いた、第三の子と言われるジェウンがオ室長に
「白夜村に人生を狂わされた」と言うと
「白夜村は寝食を施し教育まで受けさせた、生まれに比べ過分な恩恵を受けたはず」と答える。
そんな子供達の命を平然と奪ってきたのに。
長い間には子供だけでなく、数え切れないほどのホームレスや犯罪者の命も犠牲にしてきた。

ジョンウは自分の血液を基に公式を作った、だから他の血清では成功しないと分かったチョ博士は、ジョンウから血液を採取。
出来上がった薬を、老化が始まっているオ室長に打とうとする。
しかし、本当に効くのか分からない、自分を実験体にするつもりかと叫ぶオ室長。
いつもの薬が車の中にあるはずと、警察が外にいるにも構わず飛び出し車へ。
しかし、薬は無かった。
慌てて警察が駆け寄ったそこにいたのは、実年齢106歳の老人だった。

土壇場で自分に打とうとするチョ博士。
そんな母親に、ジョンウは後悔も何も感じないのかと問う。
不思議そうな顔をする博士。
母親の子を思う心にすがるようなジョンウの言葉に、実験体であり怪物であることが、母にとっての子供達の存在理由と言い切る。
怪物に感情があるのかと笑う母親。
そんな母親を見て、異常に脳圧が上がり苦しむジョンウ。
そして現れた第二の人格。
ジョンウも解離性同一性障害だった。
(白夜村で実験台にされた子は、ほとんど脳に障害を負う)
村を破壊した時も、第二の人格の時だった。
頭の中で戦う善と悪、昼と夜。
皆を逃がし、博士と閉じこもるジョンウ、爆発する研究所。

二人の遺体は見つからないままだったが、ヘウォンが防犯カメラに映る、研究所から走り去る車の映像を見つけ出す。
ヘウォンから依頼され、その車の足取りをたどるイ記者は、ある島に渡る。
親子だという人に空き家を紹介したと聞き、その家に向かったイ記者だったが・・・。
何か見えたような、見えないような。

時が経ち、ヘウォンは公道で犯人を追っている最中、ジョンウらしき人物の後ろ姿を見たような気がして追いかける。
男性が棒付きのブルーのキャンデーを咥える姿でドラマは終わる。
(それまでは赤だったけれど、何か意味があるのかしら?)

二人の科学者が最悪だったわね。
怪物はあの科学者達だわ。
ヘウォンの父親も、最後まで実験室にしがみついていたし。

ナムグン・ミン出演だから見始めたドラマ、ヤサグレ感満載の彼を観たければどうぞニヤニヤ