いよいよ最終回となりました。
千原会の佐藤(笠松将)と行動を共にしているジェイクの所へ、追われている美咲(伊藤歩)を伴ったサマンサが合流する。
ジェイクと美咲の関係を知らない佐藤は、サマンサと言い合いになるが。
そりゃねえ、やばいカップルだよね、ジェイクと美咲。

携帯を没収されていたジェイクは、美咲の携帯からようやく上司の詠美(菊池凜子)と連絡が取れた。
そこで初めて同僚のティンティンが刺された事、新聞社が脅され戸澤の記事は出せなくなった事を知る。
怒りと驚きとで愕然とするジェイクは、片桐刑事(渡辺謙)と連絡を取る。
船の事で美咲を探している片桐に、自分達の居場所を教える。

片桐刑事は美咲から、美咲名義の船の乗船許可のサインをもらう。
船の捜索に同行するジェイク。
狙い通り船に隠されていた、戸澤とFBIが繋がる機密文書と同時に、次期総裁候補である重松大臣の、戸澤からの闇献金の証拠書類も出てくる。

片桐刑事は、警察も新聞社も裏からの圧力で動けない。
戸澤と同じ世界にいる佐藤に、お前達のやり方で決着を付けろとFBIとの機密書類を託す。
なんて事なのびっくりマーク大役すぎるサト~びっくり

ジェイクは、重松大臣の闇献金の証拠を新聞社に持ち帰り、バクさんはすぐ記事にしろと許可を出すが、部長が待ったをかける。
なんと、船の中での重松大臣が写っていたビデオを、火事に見せかけて処分したのはこの部長だったのだ。

まーいろいろありますが、お話は大団円へ。
美咲が待っている料亭へ向かった戸澤を待っていたのは、ヤクザの親分衆であった。
佐藤を小僧呼ばわりする戸澤、戸澤とFBIとの繋がりを暴く佐藤。
ハワイやロスアンゼルスで活動していて逮捕された組員達や、資金的にもかなりの損失で、それらを考えると戸澤のやり方を見過ごすわけには行かない。
戸澤には矜持がないと、親分衆から詰め寄られる。
そうよ、ヤクザにはヤクザのプライドってものがあるでしょ。
これはまずいと思った戸澤は、妻の資金に頼るが、その妻からも引導を渡される。
結局、自分の身は自分で決着をつけろという事で、親分衆が去った後、戸澤は自害する。
片桐の言う「正しい選択が、必ずしも道義的とは限らない」という事ね。
大きな夢を見過ぎたわね戸澤。

料亭を去る戸澤の妻がジェイクに「船のビデオを送ったのは私よ、あれを公表していれば戸澤は死ななかった」と言うけれど。
それも無理な話だわ、ジェイク一人で記事を決められるわけではない。

最後は何だかあっけなく、終わりを迎えたように感じたけれど、全体的に面白かった。
何で今さらヤクザ?という気がするけれど、あくまでも1990年代が舞台ですからね。

戸澤役の谷田歩さん、時々全身刺青姿を後からご披露してました。
戸澤のモデルになった実在するヤクザも、本当にFBIと司法取引して、アメリカで手術を受けていたと知り、ビックリだわ。

佐藤役の笠松将さん、良かったわ。
最初はまだ、少年の面影が残るような青年だったけれど、すっかり頼れる若きリーダーになったわね。

ジェイクもさることながら、サマンサ役のレイチェル・ケラーさん。
可憐さがあって、日本人好みの外人さんね。
スレンダーな体型でバイクに跨がる、サマンサのアップでドラマは終わる。

ヤクザと警察と新聞社の関係だけでなく、登場人物達のバックグラウンドまで描かれていて見応えありました。
言いたい事は多々あれど、この辺で終わりにしたいと思います。ニヤニヤ