『虎に翼』は正直申しまして、ストーリーは追っていません。
私が興味があるのは、出演者女性陣の衣装。





この着物は銘仙かしら?



特に桜井ユキさん演ずるところの桜川男爵家の令嬢、涼子の着物は素敵です
華族の令嬢らしく、寅子(伊藤沙莉)達の着物とは一線を画す
ヘアスタイルも大袈裟ではなくていいわね
桜井さん半襟も着物も羽織りも全部柄物だけれど、うるさくならないのは色目を押さえているからね


この薄いブルーの濃淡の地の着物は、桜井さんによく似合う
帯揚げや帯締めなどの小物のサーモンオレンジとの対比が素敵

柄×柄、洋服では難しいけれど、和服にはよくあるわね
微妙に難しいけれど、華やかです


桜井さんはブルー系、伊藤さんは黄や朱が中心なのね



このドラマは昭和6年(1931年)の舞台設定
私の母が生まれた年です、若い頃の写真を見ると和装洋装両方あり
この頃の着物は、普段着は紬絣や銘仙が多かった

母が若い頃に着た銘仙の着物、私も独身時代に数回着ました



特に銘仙は、群馬の伊勢崎銘仙や埼玉の秩父銘仙が有名だった
絹織で色彩も柄も大胆、中にはかなり現代的でモダンな柄行と色彩の着物もあり驚かされる


お召は、「高貴なお方がお召しになる」というところから名が付いたらしい
江戸時代から昭和に入っても、お召は庶民の間では一張羅、糸を先に染めてから織る先染めの着物です
後に後染めの着物(友禅など)が広まり、一張羅の地位を譲ることに


これも母が着たお召、矢羽根柄好きよね
お召は、しっとりとした感じ
私も数回着て、なんと娘が着物を着てのイベント出席のため、20代半ば頃に着た
親子三代、着物では良くある事、そういう意味ではコスパがいい


母が若い頃着た着物は沢山残されていたけれど、実家を処分する時にほとんど処分した
とにかく、収納する場所も無いのよね


あの時代の羽織りの丈の長さが、またノスタルジーを感じさせて、とても素敵だわ
着物だけでなく、ヘアスタイルやバッグなど、テレビを観ながら楽しんでいます


※画像はNHKよりお借りしました