NHK総合「映像の世紀」の主題曲、加古隆氏作曲の『パリは燃えているか』。
懐かしいような心に響くこの曲を、昨晩東京裁判の映像を観ながら、何気なくググる。
昔から歴史的な映像と共に流れていたこの曲名が、『パリは燃えているか』というのを初めて知った。
瞬時に知りたい情報を教えてくれる、便利な世の中になったものだわ。
1944年、「パリは燃えているか?」と叫んで問うたのは、ナチス・ドイツのヒトラーだというけれど。
同名の戦争映画とは直接関係はない。
「人間の持つ愚かさと素晴らしさの二面性を表現したかった」と加古氏は語っている。(ウィキペディアより)
最大の愚かさは戦争で、パリは芸術の都で文明や文化の象徴。
その二面性を表した曲名が『パリは燃えているか』だ。
初めて放送されたのは1995年だというから長い間聴いている、懐かしく感じるはずだわ。
この重厚感溢れる曲が流れてくると、それまで寝そべっていた体を起こして映像に見入る。
遠い昔に過ぎ去った事でも、だからこそ忘れてはならない、人間の愚かさと素晴らしさを映像で観せてくれる数少ない番組だと思う。