20年前の出来事。
3530とは、大地主の田畑の測量をする際面積を狭める見返りに、帥家黙の父親の帥敦誠が受け取ったお金の額。
修繕費という名目だったため、真実を知ってから敦誠は、ずっと苦しんできた。
ごまかした証拠の帳簿(絹布全書)を持って出頭するはずが、火災が発生し夫婦ともに死亡。
その時、関わったお役人が李世達と范淵であった。
そして現在、李世達は出世してナントカ御史に、范淵は裏で糸を引く郷紳へ。
李世達にとっては、絹布税はどの県が払おうとどうでもよいが、隠田は朝廷から銭を盗むのと同じで、こちらの方が大問題。
殺人や放火はその時に被害が出るだけだが、隠田は止めるまで損失が増え続けるから。
李世達の意向を理解している程仁清は、その点を攻めてゆく。
母親が土地を安く科挙の試験官に売り、馬文才は試験に合格と程仁清が暴く。
程仁清、面目躍如
科挙の試験をごまかすとは国を欺く事、天地を揺るがす大罪なり馬文才退場
帥敦誠(家黙の父親)に細工させて、莫大な利益を得た宋通判。
騙されて加担させられた帥敦誠が、手を引こうとしたため、横領の罪を着せ自害したように装った。
家黙の両親が火事で亡くなった時、現場にいた者にしか分からない事を口走った宋通判は自滅
ここで審議を搔き回したと程仁清退場。
後を豊宝玉に託す。
宝玉、最初はしどろもどろであったが、隠田と測量に噛みつけと、程仁清から助言を受けた通りに話を進め、徐々に口も滑らかに。
やおら立ち上がった方知県が言う前に李世達が
「見事な論述だ❗」と叫ぶ。
宝玉、才能を開花させる
家黙はというと、過去を思い出して卒倒中。
火事のこと思い出すと倒れる。
家黙が倒れている間に、みんな頑張ってくれている
途中から、庶民の味方、正義の味方に目覚めた方知県
家黙がまた卒倒するかもと、医者を待機させる人の良いオジサンだ
この人、帥敦誠は頭が変だったから、彼が書いた本など信用できないと平気でぬかす人
なんて事いうの
范淵達の悪巧みがあぶり出された所で、審議の場に刃傷沙汰が起こる。
そのスキに『絹布全書』を范淵は燃やしてしまう
ごまかしの証拠はなくなったけれど、
家黙の頭の中にはあるのよ、父親から受け継いだ推歩聚頂の術が。
それをもってすれば、どんなに入り組んだ地形でも面積を割り出せる。
悪い奴らは、最後は成敗されるのだよ。
日本人大好き、勧善懲悪物語
現実も、そうであって欲しいわね。
馬伯庸のドラマには期待外れは無いわ。
まだ、3作しか観ていないけれど😅