本日のお題には、60才以上でないと付いて来れないかもはてなマーク


昨年の暮れに新聞広告に入ってきた、「社長〜💕やす~い!!」のコマーシャルで有名な、夢グループ企画のコンサートのお知らせ。
昭和40年代から50年代に名を馳せた歌手の人達の懐かしい顔写真に、私とひとつ違いの夫が反応。
で、スマホで即チケットゲットびっくりマーク

スマホを持っていない高齢者でも、新聞広告というアナログな方法でチケットをゲットできる点がいいわね。
コロナ前に宇多田ヒカルのコンサートチケットをゲットするのに、スマホを持っていても自分ではできなくて、娘に全部やってもらった経験がある。
やはりね中高年になってくると、まだまだペーパーレスには不安だし。(人によるが)

そして行ってきました、昭和歌謡コンサート音符
予想はしてましたよ、若くても50代後半以上、60代70代のお客さんが多いだろうなと。
実際、もっと年上の人達も多数。
コンサート中も、トイレに向う人チラホラ、休憩時間になったらダーッと半数以上の人がトイレへ殺到。
もちろん長蛇の列驚き 想定内ですけどね。

内容的には皆さん声が出ていて、あの時代の歌手は歌が上手だったと再認識。



最初に登場したのは、あいざき進也さん。
『気になる17才』でデビュー、今年でデビュー50年だそうで、
「私も高齢者の仲間入り、コロナワクチン7回受けました、昨年インフルエンザワクチンも済ませております、今年は帯状疱疹のワクチンを接種しようと思います。」
などと、観客を笑わせていた。
甘ったるい声質は変わらず、とても声が出ていたので、きちんと発声練習を欠かさないやはりプロだと思った。

「雨に濡れながら~立たず~む人がいる~ルンルン
の三善英史さん、お若い頃は線の細いキレイな男の子で、金田一シリーズの映画に太地喜和子さんと出演していたわよね。

フォークグループ、ガロの大野さんは、ギター弾きながら懐かしの『学生街の喫茶店』。
フォーク全盛時代、私は高校生だった。
高崎に、ガロやかぐや姫やチューリップなどが来る度に、コンサート会場へ足を運んだものだわ。

お綺麗だった『水色の手紙』のあべ静江さんの、ふっくらした姿に安心感。

「好きよ好きよキャプテン音符」のリリーズの片割れは、昨年亡くなったそうで、お一人で二人分頑張ってました。

青い三角定規の『太陽がくれた季節』は、ドラマ『飛び出せ青春』の主題歌だった。(村野武範主役)
その頃、私は中学生だったわ。

フィンガー5の晃さん、当時は変声期前の子供で、大きなサングラスがトレードマークだった。
アメリカのジャクソン5の真似にしても、よく丁度よい5人兄弟がいたものね。
今も歌が上手なので、ビックリ。
(子供の頃の声しか知らないもので)

しかし、何と言っても声量があって凄いと思ったのは、尾藤イサオさんと狩人の弟の高道さん。
尾藤イサオさんは80近いお年よびっくりマーク
なのに、ややしゃがれた声も昔と変わらず「たたけびっくりマークたたけびっくりマークたたけ~びっくりマーク」と歌う『明日のジョー』は年を感じさせない迫力。
あまりの力の入れように、そのまま倒れるんじゃないかと思ったほどよ。びっくり

今回は狩人は高道さんのみ、彼が大迫力で歌い上げる『あずさ2号』を久しぶりに聴いて、この歌はこんなにいい歌だったのね、と当時は興味の無かった歌の魅力に、あらためて気付かされた。
ヒットしたはずよね、納得。

フォーリーブスからは、江木俊夫さんとおりも政夫さん。
江木俊夫さんは、子役時代の『マグマ大使』の頃からテレビで観ていた。
また、おりも政夫さんはフォーリーブス解散後は、よく2時間ドラマに出演していたわね。
お二人とも、しゃべっても良しの人達だから、特別司会者もいらないコンサートだった。

皆さん年齢を笑いに変えて、年季が入って慣れたお話を交えながら、持ち歌を2曲ずつご披露。

間に、夢グループの石田社長と愛人役(保科有里さん)コンビの歌やおしゃべりも挟んで、楽しく笑いの溢れたコンサート。

たぶんね、50代の頃だったら広告を見ても、昔の歌手が皆んなしてドサ回りをしているのね、位にしか思わなかったと思う。(失礼m(_ _;)m)
まだ昔の事より、新しい事に目を向けていたいというか、老いの実感が無くはないけれど、まだまだやれるみたいな。

ところが、60代も半ばになってくると、無理なく昔の事も受け入れられるようになると同時に、少々ガタが来ている今の自分をも、素直に受け入れられるようになったと感じる。

オペラグラスを持って行こうと思っていたのに、それも忘れ、懐かしの皆さんの現在の顔はぼんやり、昔の若かった頃の姿に脳内変換。
持って行かなくて、却って良かったのかも。

歌手の皆さんも病気になったり、相方が亡くなられたりと人生色々。
歌う側も聴く側も一緒に年を重ねているのだとホッとできて、ただただ楽しめる、そんなコンサートだと思いました。ニコニコ