2日に高崎だるま市へ行ってきました。

以前は市内にある少林山達磨寺で、1月6日から7日にかけて開かれていただるま市。(深夜もずっと)
上毛カルタにもあります『縁起だるまの少林山』、全国生産の約80%は高崎だるまが占めています。

夜出かける楽しさ、子供にとっても大人にとっても、年の始めの一大イベントでした。
かなり離れた特設駐車場から、ずーっと歩いて国道や橋を渡り山門へ。
人で溢れた長い石段をようやく上り詰めた境内には、所狭しとだるま市が並ぶ。 
お参りして、そこから山を下る細い道伝いにも、沢山のだるまや熊手、小判や鯛や招き猫などが吊る下がった縁起物を売る店が隙間なく続く。
テキ屋の人達の威勢の良い掛け声と共に聞こえてくる三三七拍子、おでんや焼きそばや焼き鳥などの屋台の数々。

まだ息子達が小学生の頃、そこに手編みの帽子を売る若い女の子がお店を出していて、そのノルディック柄を気に入り購入しました。
その帽子、つい最近まで息子は被ってました。(毛糸だから伸びる)

だるまには、ほとんど興味のなかった私が必ず購入したものは、樽抜きの柿でした。(酒で渋を抜いた柿)
かなり坂を下ってきた所に、年配のご夫婦が出していたお店。
大きな蜂屋柿の樽抜きが5個ほど、ザルに盛られて並んでいた。
これね、りっぱな蜂屋柿が5個もあるとかなりの重さ、最後に買えるというのがミソ。

そんな思い出深きだるま市は、もう何年も前に高崎駅前通りに移動しました。(諸事情により)
少林山では今も1月6日から7日にかけて七草大祭をやりますが、昔の面影からはほど遠い。
石段や長い坂は、ビルの谷間のアスファルトに変わりました。
行きやすくなり中高年は助かる(もう、あの距離歩くの無理)ついでに高島屋の初売りにも寄れるし、これはこれで良いけれど。
あのウキウキしながら夜の寒風吹きすさぶ橋を渡り、少林山への道を歩く事は二度とないと思うと、
ちょっぴり寂しいわね。
(普通のお参りは、車で上まで行けます)


















昔懐かしいチンドン屋さん、私が子供の頃は時々見かけた



皆さん、お願い事書いてます


眉毛は鶴が向かい合い、鼻から口髭は亀が向かい合ったおめでたい顔の両側に、家内安全や商売繁盛などの金文字、お腹には大きく福入りと書かれている。
地方によって、顔が多少違うのよね。

ニッポンは、何度転んでも起き上がれる強さがあると信じてる、だるまさんのように。