いったい、何だったんだあのアニメは
20年ほど経つかしら
『ポピーザぱフォーマー』をテレビで初めて観たのは。
このアニメは瑞鷹とキッズステーションが製作したCGアニメ。
瑞鷹(ズイヨー)とは、日本のアニメ企画製作会社。
『ムーミン』や『アルプスの少女ハイジ』も、この会社の企画製作だそうだ。
舞台は国籍不明、どこかのサーカスの舞台裏のような
主人公は男の子ポピー、日々マジックや玉乗りの芸を磨いている見習いクラウンで、ウサギの帽子を被っている。
その父親はパピー、ポピーの上を行くトラブルメーカー。
太陽のような被り物を被っている。
犬だかオオカミだかの子共は名がケダモノ。
表情を表すお面を被っていて、素顔は見せない。
登場するのは、この親子と一匹だけ(だったような)
台詞や字幕は無し、登場人物やケダモノの表情だけで表現している。
特にケダモノの表情の表現方法が秀逸。
お面がパラリと落ちると、次の表情のお面が現れる。
ケダモノの足元には、たくさんお面が転がっている場合もあり。
当時、私はこの表現方法に痛く感動
なぜだろ
様々な表情のお面が、下に散らばっている。
そして、ある時はそのお面が干してある、というシュールさに脱帽
まるでダリの名画の、のぺ~っとした時計のように。
ケダモノは性格温和いい子だけれど、ポピーはマイペースでお調子者な面もあり、騒動を起こしては知らぬ顔。
その父親のパピーは、メチャクチャ
話は段々と残酷になってゆき、しまいには放映中止 になった回も。
このアニメは子供向けだったのかしらではないようなストーリー展開だったわね。
良い子は見ちゃいけませんという事で、何話か放映中止になったはず。
ピクシブ百科事典の『ポピーザぱフォーマー』のページには、この作品には少々の猟奇的かつ暴力的描写が含まれており、それに伴って本項を読むと不快感を味わう恐れがあります。という注意書きが
どんだけ~
当時、一緒に観ていた息子はすでに中学生だった。
反抗期に入り、ほとんど会話は無かったけれど、塾から帰ってきてからよく一緒に観ていた。
ということは、良い子がテレビを観る時間帯ではなかった、という事ね。
ウチの子達が観ていた『ぼのぼの』の「しまっちゃおうねおじさん」よりも上を行っていた『ポピーザぱフォーマー』は、子育て中を思い出す懐かしきアニメのひとつです。
※画像はYou Tubeよりお借りしました