結構面白かったわね。
楽しみにしていたのだけれど、毎日の生活がドタバタと過ぎていくうちに、最終回になってしまったわ。
 
簫瑾瑜の父親の死の真相とか、楚楚の素性とか、贋金作りに、悪巧みする妖しい宦官、はては一番信頼を置いていた師である薛尚書の裏切り。
 
話は混み合っていたけれど、重くならず軽快に進んだのは、爽やかな若い俳優さん達だったからかな。
 
若い男の子達が皆良かった。
主人公の簫瑾瑜を始めとして、兄の簫瑾璃、幼馴染の景翊。
ちなみに私は景翊気に入ったわ。
 
主人公の楚楚も純真な田舎娘といった感じがよく出ていたし、武芸達者な女侠客の冷月もクールな感じが良かった。
 
簫瑾瑜は幼い頃体が弱く、そんな彼を励まし導いてきた薛尚書が、実は自分が皇帝の本筋と謀反を企んでいた黒幕だったなんてね。
10年に及ぶ謀反の計画も、頭脳明晰な簫瑾瑜と、途中から現れた女検視人の楚楚により真相が暴かれることに。
 
 
水滴の拷問とかね。
視覚を奪われると触覚が過敏になり、一か所に繰り返し水滴を落とせば、精神が壊れて自白するという拷問、中国らしいわ。
 
 
沼は魚などは生息せず、空気がないから防水布に包めば死骸は残る。
姿を留められる天然の棺桶になるというけれど、ほんとかしら?
 
 
検視人の一族は、遺体を扱うから周りの人から忌み嫌われ、友達もいなくて晴れの場にも出られないと言っていたけれど、その仕事は今で言ったら監察医かしらね。
以前のお医者さんは、アルコールの臭いが身に染み込むようだったけれど、古代ではどのように臭いを消していたのかしら?
植物(ハーブ)とか麝香とか自然の物から抽出していたんでしょうね。
 
 
本筋とは違う所で、なるほどさすが中国4000年の歴史と、感心したりね。
 
 
気楽に楽しめて、豆知識を得られるようなドラマでした。