上の写真とは全く関係のない、映画のお話。
分類としては、サイコホラーなのかな?
 
2009年に公開されたアメリカ映画。
ガーンガーンガーン   『  エスター  』 チーンチーンチーン
この手の映画好きな人の中では有名作品よね。
 
ふたりの子を育てる夫婦が、諸事情により、
心の傷を癒すために、弧児院からエスターという女の子を引き取る。
 
すでに自分達の子供が二人もいるのに、
弧児院から子供を引き取る感覚は、日本人には理解できないが。
 
エスターは9歳にしては、少々変わってはいるが、しっかりした感じの女の子。
なぜか、いつも首と手首にリボンを巻いていたりと、謎はあるのだが、
耳の悪い妹とは、すぐに仲良くなった。
しかし、兄はあまり歓迎していなかった。
 

物語が進むにつれ、奥さんは何か変だと不信感を抱き始めるが、

鈍い旦那さんは気が付かない。

 
実は、以前にも色々あったというエスターの事を、弧児院のシスターから聞いたり、
そのシスターも殺されてしまったりと、
徐々にエスターの過去が露になってくる過程が、不気味で攻撃的。
 
子供達も傷つけられるし、ひとり残された脳天気な旦那さんは、色仕掛けで迫ってくるエスターを見て、ようやく事の重大性に気付く始末だが、すでに遅し。
あっけなく殺される。真顔
 
何故エスターは、いつも首と手首にリボンを巻いていたかはてなマーク
何故歯医者へ行きたがらなかったかはてなマーク
子供だと思っていたエスターは、実は・・・びっくり
 

最後の最後までドキドキさせられる展開。

 
この映画を観て、真っ先に浮かんだのは
楳図かずおの『 赤ん坊少女 』叫び
小学生の頃、夢中になって読んだ恐怖漫画滝汗
 
『 赤ん坊少女 』のタマミも成長できない子供。
凄く怖いのだけれども、可哀想な一面を子供が読んでも理解できた。
楳図かずおの作品の話をしだしたら、違う方向に行ってしまいそうだから、
話を戻すけれど。
 
旦那さんに、色仕掛けで迫っていくエスターが哀れに見えた。
エスターの目的は、年相応の男女関係、決して手に入らない普通の人生なのだろう。
 
それにしても、エスター役の子役に脱帽びっくり
途中で、違う女優に変わったのかと思ったほど。
 
エスターの衣装が、楳図かずおの漫画に登場する少女の、昭和チックな衣装と重なる。