ヒマラヤだより～⑺

自然公園入り口のゲートをくぐり、ここからが本当のスタートです。

太陽が近い～　

お日さま眩しい　

背中、リュックと密着するところ　汗

も～　ヘルメット脱ぎたいーーー　頭も　汗

この熱さ、体力が消耗する…　

もう、落石も怖くない…　運の問題にしょ～っと！

エ～イっと、脱いじゃったぁーーー!(^^)!　

午前中は、まだ歩いていても日陰ができるのでいいのです。

最初は、日陰があるとすぐ休み…　

一度、座ってしまうと歩き出し呼吸が辛いのです。

足元も歩きやすい道ばかりではありません。

小石から岩？

どこに足をだしたらいいのか？

乗った石が動きズルっと滑りバランス崩す…

景色など見ている余裕など　ありません

あぁ～鼻水たれてきますぅ～　

息を吸ってる？鼻水啜ってる？クチ空いて呼吸する？

うぅぅうううぅぅ～　ぐ、ぐ、ぐるしーーーー　

あ～日陰だ！　

休もう！　

鼻を擤もう！　擤むと鼻血～(-"-)

しばらくこれがパターン化する…　

日陰で休憩中…　

逆光ですが…　もう、周りは山、山、山

まだ、写真を撮り合う余裕がある辺りです。

あまり長く休み過ぎると、

また歩調や呼吸を建て返すのに辛いのです…

休むペースも

歩くスピードも

人に合わせず…

自分の呼吸と歩調のペースを探すように歩くのですが…

気づくと、前を歩く人の背中も見えず…

振り返ると、後ろから来る人も見えません…

そんな中で、自分に言い聞かせるように　

「頑張れアタシ！」　

「落ち着けアタシ！」　

「大丈夫！大丈夫！」と…

しかし、

「何故、ここを歩いているのでしょう？」　

そーいう気持ちも浮き上がります。

少しペースがつかめてくると、

いろんなことが頭の中を過ぎります…

普通、日常では　

けして思いだすことなどないことが…

過去の忘れていた　数々の出来事…

「あぁ～　あんなこと！あったなぁ～」

「こんなことも！いっちゃったよなぁ～」

「あれって、今思えば…　こーいったことだったのでは…」

「それって、幸せだったの？」

「あのときは　あーするしか　なかったんだよなぁ～」

「今なら　そんなことないのになぁ～」

「なんて、人間だったんだろ～　私って… 　」　

「いや、でも、　今　ここを歩いてるじゃないかぁ～　」

「思い起こせば、そうでした！」

涙が止まりません。。。。　

「色々　あったなぁ～　いろいろ…　…　」

「その色々がここを歩かせてくれている！そんな気がして…」

いま・ここを歩いてることの　