今日はこちらの本から
こちらの本、プロローグはこんな感じに始まります
ロジャーとブライアンのインタビュー
ロジャーは自分のソロアルバムは売れないだろうなと思いながら、寂しげに紅茶を飲んでいる
印税があまり入ってこなくても平気なようだ
今はお金はあっても、銀行の預金が30ポンドしかなかったあの時の方が幸せだった
今は信じられない程、不幸に見える→インタビューアーの見解
ブライアンは『フレディはあの時に亡くなって運が良かったんじゃないか』
それはバンドの名前がだんだん忘れられたとしても、それをみなくてすむのだから…
この悲壮感溢れるインタビュー、この文章はインタビューをした人の勝手な先入観もあるとは言え、胸が締め付けられる気がしました
気になって、初版発行年を見たら、2003年
二人がポールやアダムに出会う前
普段はフレディのいるクイーンを聞く事が多いけれど、初めてアダムとのライブ映像を見た時
まだまだ、やれるんだ‼️とばかりに、生き生きとプレイするロジャー、柔らかい笑顔でほんとに楽しそうにギターを弾くブライアン✨
思わず、涙が溢れました
ジョンが引退した理由
私は、勝手にこんな感じに思っています
ジャンルは全く違うけど、もの作りに携わっている私
自分の作品は、誰が何と言おうと、これで完成✨という瞬間があって、それと作る過程では、頭の中の完成形というものがあって、それに向けて材料を集め、形にしていく
これらにこだわりなく妥協をすると、それはもう私の作品ではなくなるのです
クイーンの成し遂げた仕事と比べるのはあまりにおこがましいのですが…
ジョンの中では、クイーンとして全力でやり遂げた事、それがジョンの中での完成形であって、もう手を加えるべきでない作品だったのではないかと
だから、満足して、潔く引退した
ブライアンとロジャーの完成形は、もっと違う所にあった
だから、2003年の頃は自分の中の完成形に近づく為にどうしていいかわからず、こんなに悲壮感溢れるインタビューになった
今は、彼らが求めていた完成形に近づいているから、あんなに幸せそうなのかなと
完成形の形は人それぞれ
それがわかるから、ロジャーもブライアンも、ジョンを責める事なく、クイーンの一員だと思ってるんじゃないのかなと
ものすご~く、勝手な憶測なんですがね(^_^;)))
けど、今もブライアンとロジャーが音楽を続けてくれている事、やっぱり嬉しいのです
ジョンは自宅の暖炉の前で孫たちに、にこやかな笑顔でクイーンを聞きながら、時折ベースを弾いているんじゃないかな
そんな妄想をしています