つい先日、65歳の女性のNさんの就職が決まりました。
Nさんはくも膜下出血のため、耳に障がいがあり、大きな音は何となく聞き取れるが、言葉としての認識が出来なくなっています。
発症当時は、ショックにより閉じこもった生活が3年ほど続いたそうですが、一念発起して病院での訓練を2~3年続け声を出して言葉話す能力は戻ったそうです。
県央センターには平成18年に登録されましたが、自宅で菓子作りをし販売するとの連絡の後、ここ数年は来所、連絡は途絶えていましたが今年1月末に久しぶりに来所されました。
話を聞くと作業場所を借りてお菓子を作り直売所に出していましたが赤字になるので、月に3万円くらいの収入で良いので仕事を探したいということでした。
その相談に対し県央センターで直接企業を紹介することが出来ないので、ハローワークを利用しての仕事探しを勧め、その支援をすることとしました。・・・・・・・・・・・が、内心、65歳という年齢でハローワーク求人で仕事を探すのは定年制などのからみもあり、かなり難しいかなと勝手に思っていました。
でも、その勝手な思い込みもNさんの頑張りにより払拭されました。
何度か求人検索に同行しましたが、Nさんは積極的に求人検索にハローワークに通い、ハローワークのTさんに一生懸命相談され、Tさんから今回採用いただいたK社食品加工の現場を見学してみてはとの声をかけていただきました。
県央センターとしても、Nさんにこのチャンスを逃してもらってはいけないと見学、見学後の面接に同行し筆談にて通訳を行いました。
その甲斐あってNさんは先日3月18日付けでの採用なりましたo(^-^)o
この採用は、本当にNさんの頑張りが、ハローワーク、県央センターを動かして勝ち取った採用だったと思います。
いくら回りが動いても、本人のやる気がないと何も勝ち取ることができません。
これからも、本人の頑張り、やる気を精一杯受け止めて支援していきたいと思います。
県央センター 堀