NO.293
同じ中古でも
古着なら
サイズや肌触りを確認できるから
失敗はないけれど
中古住宅となると
当たりハズレがあるのをご存じですか?
きょうは、そんなお話です
ブログを書いているのは
富山県砺波市で
株式会社暮匠(くらしょう)という
工務店をしております
社長の姉さん女房こと
小橋博美です
これから家を建てる人に
住んでいる家に
不満や不安を持っている人に
役立つ情報を!
幸せな暮らしはもっと幸せに♪
そんな想いで
365日投稿に挑戦しています
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2024年8月3日号
それでは今日も
いってみよう!
きのうは
「リノベーション」って
ステキに聞こえるよネ!
と、題して投稿しました
きょうは
その続きになりますよ!
こちらは
改装工事中の現場です!
カッコよく言えば
リノベーションですね
内装も間取りも
すべて変えるので
いちど家を丸裸にした状態です。
そう・・・
外から見るかぎりは
新築とそう変わりませんね!
じつは
こちらの改装工事・・・
想定外に工事が遅れています
原因は・・・
想像以上に
躯体の状態が悪かったんですね~
丸裸にしたからこそ
分かることです!
たとえば・・・
構造上、あるべきところに
柱がない!!!
しかも
かなり重要な場所に
無いんです!
もちろん
新しく柱を立てるわけですが
足りないのは
柱だけではありませんでした
赤い枠のところが
ばってんになっているのが分かりますか?
これは筋交いといって
柱と柱の間に斜めに入れる
補強材です
この筋交いが
圧倒的に少ないうえに
材料がひどく劣化していて
補強材としての役割が果たせていない
これもまた
柱と同様に新しい材料で
必要な場所に入れていきます!
ここまでだけでも
分かっていただけたと思いますが
中古住宅というのは
丸裸にしてはじめて
家の良し悪しが分かるのです
買ってみないと分からない
くじびきみたいなものです…
ですよね~
残念ながら・・・
こちらの物件も
もとをたどれば一級建築士の物件で
開いた口が塞がらないとは
このことです…
まぁ~
何がいいたいかと言えば
建築士が建てた家であっても
安心はできないということ
もちろん
ちゃんとした家もありますよ!
ただ・・・
中古住宅を購入するということは
ある程度の覚悟が必要ということです!
たとえば
壁紙を変えたり
キッチンやトイレを入れ替えたり
その程度で住むというなら
壁の中がどうなっているか分からないので
気にせず生活することはできるでしょう
それでも
壁の中の状態を知らずに住んでいて
くりかえし来る地震で
やがて倒壊っていうのは
悲しすぎるのではないでしょうか?
倒壊にいたらなくても
壁の中の結露で材料が腐り
そこからくるカビが原因で
知らず知らずのあいだに
家族の健康に悪影響が・・・
何のための家なのか?
何のために何千万もかけたのか?
悲しすぎると思いませんか?
じつは
大変なのは
コレだけじゃありませんの
あまりの現状の酷さに
社長もくそ暑い現場に出動です!
おかげでオヤジ臭も倍増です!
笑いごとではありませんで
ここからも
大変な作業がまっていますの
この社長の作業は
明日に続けるとしますね
それでは
今日はこれでオシマイ
では、また明日