株式会社リクシス様の運営する介護の情報サイトにインタビュー記事を掲載していただけました。
当社の方針やこだわりを、かなり具体的かつ正確に引き出し、まとめていただいた内容になっています。
ぜひお読みください!
坂本
ならし保育
というシステムはあるのに
ならしデイサービス
というのはあまり聞きません。
なぜならし保育が必要かというと
家族以外の社会に初めて触れる幼い子どもたちにとっては
新しい環境から受ける刺激にすぐ対応できないからです。
強い刺激を受けて疲れて、耐えられなくなれば
子どもたちはいつでもギブアップできます。
うちのデイサービス職員でも
保育園からの連絡をうけて、仕事の途中で帰ることはよくあります。
慣らし保育中なので…という前提で入職した人もいます。
不思議なもので、あれだけギャン泣きしていた子どもも
ひと月くらいたつと楽しんで保育園にいくことができるようになります。
これは「どうしてもダメだったら家に帰れる」という安心感が担保されているから
ではないかと思います。
では、なぜ
ならしデイサービス
はあまり見かけないのでしょうか。
それは多分、「最初から最後までいることがデイサービス業界の前提」になっているからだと思います。
デイサービスに通う人の多くは、
こどもと違って社会生活を経験している大人です。
最初から最後まで滞在することは当然求められてしまう役割
(…ということになっているのだと思います)
また、デイサービス側も、介護負担のある家族に配慮して
「一度お預かりしたからには提供時間の最後までしっかりケアしなければっ」
という覚悟を持っています。
しかし…
さてどうでしょう
ここには「デイサービスに行く本人の目線」が反映されていません。
仮にご本人が認知症であった場合、記憶や見当識といった認知機能に不具合があります。
「見当がつかない」「見当違い」という言葉があります。
見当識という認知機能に不具合が起こると、
つねに頭の中が「見当がつかない・見当違い」になります。
そこに、慣れない環境のデイサービス。
まわりは知らない人だらけ。
そして、
自分自身がなぜここ通わなきゃならないのか納得できていない。
(ここにいたくない。でも、家族の顔もつぶしたくないし、何か失礼のない理由を…)
など、あれこれ迷った末に気を使いながら
「すみません、用事を思い出したので家に帰らせてください」
と、デイサービス職員に伝えるのです。
ところが職員は「何が何でも最後までお預かりする」という使命感がありますから
相手に失礼のないよう、納得いくように色々考えながら
「まだバスが来ない」「時間にならないと鍵が開かないんです」
「お茶でも飲んでから」「塗り絵でもしませんか」
と、何とか帰るのをあきらめてもらおうと頑張ります。
さてさて
皆さんが利用者さんご本人だったら
「またここに来たい」「ずっとここに居たい」
そう思うでしょうか。
私たち二本木交茶店では
「帰りたくなったらいつでも言ってください」とお伝えしてます。
ご家族様にも、契約時「最初の2回目くらいまでは途中で帰るかもしれません」と
お伝えして、待機していただいています。
これまで、ほとんどの方は途中で帰ると仰いませんでした。
2~3回途中で帰る人がいても、それ以降は安心して最後まで滞在していただけるようになっています。
ならしデイサービス
これ、絶対必要だと思うんです。
でも、ほとんどのデイサービスはやってないと思います。
このブログを読んでいる方がこれからご家族のデイサービスを検討されいてる方だとしたら、
「一日も早く介護から解放されたい」という気持ちをあと少しだけぐっとこらえて
デイサービスの相談員に「ならしデイサービス、してみたいんですけど」と言ってみてはどうでしょうか。
そのデイサービスが、ご本人に合っていて魅力的ならば
その成功率がグンと上がるはずです。
坂本



