「必要なモノ」が「どうでもいいモノ」に変わる時 | 片づけでもう悩まない! 5年後10年後をより良く生きる・大人の片づけ塾

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静岡・藤枝 ライフオーガナイザー 八木幸子。片づけでもう悩まない!5年後10年後をより良く生きる・大人の片づけ塾

こんにちは。

片付けコンサルタント
八木幸子です。

3日前に作家の故三浦綾子さんの夫
歌人の三浦光世さんが亡くなったそうです。
(90歳、敗血症のため)

三浦文学といえば
「氷点」といくつかの作品を
読んだことがあるくらいで

文学的素養など
まったくありませんので

記憶していたエピソードを。
(うろおぼえですが(;^_^A)

夫婦二人三脚で作品を作り続けていた
三浦夫妻。

ある時、
綾子さんが執筆中、机の本棚から資料を取り、
それを広げて原稿を書いていたところ

光世さんが
「元のところに戻しなさい」と言ったそうです。

「でもまた使うんです」

「そうであってもいったんは元に戻すのです」


・・・・厳しいですよね(+_+)

光世さんの自分を律した生き方が
表れているように思います。


5分後に使うと分かっているものでも
元に戻す。

一見非効率的ですが
5分後に起こることは誰にも分かりません。

用事が出来て席をはずすかもしれません。
珈琲をこばしてしまうかもしれません。
うっかり資料を破損してしまうかも。

「モノを大切にする」
ことの基本がここにあるような気がします。

日常に使う道具を
使ったら使いっぱなしでなく

「あとで片付けるから」ではなく

「役に立ってくれてありがとう」
という気持ちで
「元の場所に戻してあげる」

使う前(使うために探している時)
使う時はそのモノに注目して
大事にしているのに

使い終わるともう
そうした意識はなく
「どうでもいいもの」になってしまう。




三浦綾子さんの好きな言葉として
紹介されているのが

「受くるよりは与うる幸せなり」
お金もほしいし、
新しいパソコンも欲しい。
物の世界ではもらうほど豊かになります。

でも、心の世界は違います。
与える人ほど、心豊かになっていくのです。


三浦綾子から学ぶ愛と赦しの心理学

ものに心を配って大切にする
そうした気持ちを与える事の出来る人が
心豊かな人なんだな~と思います。

光世さんの境地には
いまだかすりもしませんが

訃報に接して
昔、心に留めていたことを
思い出しました。



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