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日本学生支援機構から、月8万円の奨学金を4年間借りた場合、上限金利3%で試算すると、卒業後20年間、毎月2万1531円、総額約517万円支払うことになります。
大卒でないと希望の職業に就けないなど大学に行くメリットはさまざまありますが、ここでは、生涯賃金の観点から、借金してまで、大学に行く意義があるのか考えてみたいと思います。
ユースフル労働統計2015によると、フルタイム正社員(退職金なし、60歳退職)の生涯賃金は、男性では高卒2億円と大卒2,6億円、女性では高卒1.4億円と大卒2.1億円となっています。
高卒と大卒では6000万円以上の差がありますので、生涯賃金の観点からは、借金しても十分もとはとれそうです。
でも、会社の規模別にみると、高卒のほうが大卒よりも生涯賃金が高い場合もあります。
男性高校卒は、1000人以上の規模で、2億7千万円、男性大学生卒は、10人~99人の規模で2億2千万円となっています。
つまり、生涯賃金で見た場合、学歴よりも企業規模がポイントになります。
(大学・専門学校への進学マネー講座 100号)
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(進学マネープランアドバイザー)新美昌也