『猛スピードで母は』
長嶋有著
以前に一度読んだことがあるような気もするし、ないような気もするけど、とりあえず感想を残してないっぽいし読むことに。
多分、長嶋さんの書くものがすきなんだろうな、と思う、わたくし。
表題の「猛スピードで母は」も、「サイドカーに犬」も、自由な女性が描かれていて、ひっそりと傷つき、それでも優しく、強かな様子に心惹かれる。
どちらの作品も、なんだかわたしの頭には市川実日子が浮かぶのであった。
先日「群像」の長嶋有20周年特集をチラリと読んだところで、長嶋さん作品で読みたいものがまだまだある。
しかし、わたし自身の引っ越しで顕になってしまった積読を目の当たりにしてからというものの、図書館通いに腰が引けるのであった。さて、どうなるわたしの読書生活!