我が家は東京都の郊外で家族4人で暮らしていますが
東京都で子育てをするために最低限必要な金額を調べた調査結果を見かけました
「東京都最低生計費試算調査」では
東京で最低限の暮らしを送るためにいくらかかるかを、かなり詳しく計算されています
https://www.chihyo.jp/wp-content/uploads/2021/02/shiryo-shosai.pdf
こちらの調査では、東京都練馬区と八王子市で家族4人で暮らすために
最低限必要な金額を調査して公表されているのですが
練馬区で40代夫婦+子供2人(中学生・小学生)が暮らす場合を確認してみると
月62万円、年間744万円が必要という結果になったそうです
家計の内容を詳しく見てみるとこんな感じです。
✔︎ 食費 125,076円
✔︎ 住居費 107,292円
✔︎ 光熱費 20,332円
✔︎ 家具・家事用品 12,365円
✔︎ 被服費 14,687円
✔︎ 医療費 6,447円
✔︎ 交通費 31,498円
✔︎ 教育費 39,250円
✔︎ 娯楽費 30,444円
✔︎ その他 50,395円
✔︎ 予備費 43,700円
合計 481,468円
こちらの消費支出に非消費支出(138,502円)を足した合計額が619,988円です
非消費支出とは、税金や社会保険料のことです。
この生活費は、飲み会は月に1度、レジャーは月に1度のみ(旅行や帰省なし)
冷蔵庫や洗濯機などの大型家電は量販店で最低価格のものを買いそろえ
夫のスーツは2〜3着(約2.4万円)を着回すという質素な生活です
食費は必要なカロリーや栄養成分などから必要な量や金額が計算されています。
家族4人の3食分の費用(給食費、外食込み)で12.5万円もかかるとはビックリですね!
この調査は2020年末のものなので、今はさらに金額が上がっていると思います
我が家の場合だと
✔︎ 家での食事 5万円
✔︎ 昼食・嗜好品 3万円(こづかいから)
✔︎ 外食 1万円(レジャー費から)
✔︎ 給食費 1万円
で、毎月の食費は10万円くらいかかっていますが
お米はふるさと納税の返礼品なので、実際はもう少しかかっていると思います。
加工食品や惣菜は買わないので、少しは節約になっているのかな?
そして、衝撃だったのは50代(子供は大学生と高校生)の試算結果。
毎月の生活にかかる費用は80万円、年間に必要な金額は約964万円です
八王子市でも約892万円が必要だそうです。
子供が大学生になると、毎月の教育費だけで13万円(うち大学生は11万円)なので
給与のみで支払える金額ではなく、小さいうちからの貯金は必須ですね
この試算結果の怖いところは、生活費の高さだけではなく
老後資金の貯金額が含まれていないこと。
今の物価だと老後の生活には3,000万円の貯蓄が必要と言われていますが
65歳までに3,000万円を貯めようと思うと、年間100万円の貯蓄で30年かかるので
50代では年収が1,070万円以下だと最低限の生活すらできないということに
老後の暮らしのことも考えると、世帯年収は最低でも900万円〜1,000万円は必要なので
普通の会社員の場合は共働きが必須だろうし
子供の教育費のピークが来る前に老後資金もある程度貯めておく必要がありますね。
東京で暮らすのはお金がかかると言われていますが
試算してみると、東京で子育てするのは本当に大変だということを実感します
計画的な貯金をしないと老後破綻が現実になってしまいそうです…
我が家も気を引き締めて、家計管理と貯金を頑張っていきたいと思います!
地方の暮らしに必要な金額はこちらから確認できますので、ご興味のある方はどうぞ
http://www.zenroren.gr.jp/jp/housei/data/2022/220527_07.pdf