こんばんは、JPHMA認定ホメオパス藤崎です。
今週からやっと子供たちも通常の学校生活が始まった、というご家庭も多いことでしょう。我が家ももれなく、3年生に進級した息子の給食が始まり、6時間授業です。
さて、そんな話を友人としていて、ふと気づいたこと。あ、9歳になるということは・・・?
そう、日本脳炎の2期接種が始まる年齢です。
実は、日本脳炎は予防接種後に重い病気になった事例があったことをきっかけに、平成17年度から平成21年度まで、「積極的勧奨の差し控え」が行われました。その後新たなワクチンが開発され、現在は日本脳炎の予防接種の標準的なスケジュールは以下の通り。
3歳のときに2回(6~28日の間隔をおく)
その後おおむね1年の間隔をおいて(4歳のときに)1回
9歳のときに1回
積極的勧奨の差し控えがあったため、平成7~18年度に生まれた方は、平成17~21年度に日本脳炎の予防接種を受ける機会を逃していることがあるということで、予防接種回数が不足している、と市町村よりお葉書がくることがあります。もれなく、我が家もそこの年齢。(要は定期接種でってこと)
というわけで?今日は日本脳炎についてちょっとまとめておきたいと思います。
●日本脳炎ってどんな病気?
日本脳炎は、日本脳炎ウイルスにより発生する疾病で、蚊(コダカアカイエカ)を介して感染します。突然の高熱、頭痛、嘔吐などで発病し、意識障害や麻痺等の神経系の障害を引き起こす病気。 致死率は30%、死亡例は4~7日ごろまでの期間に多いそうです。全例の1/3は性格変化、知能障害、運動障害、言語障害、けいれんなどの後遺症が残ります。(文献によって差異あり)
●発生しやすい時期、地域は?
蚊が子作りをする春から秋にかけて特に吸血が盛んになります。このため日本では5月~9月が感染しやすい時期。日本昭和41年までは年間1000人ほどが発症していたけど、昭和47年以降は年間100人以下、平成4年年以降は毎年10名以下です。また実際にコダカアカイエカに刺された人の数千~数万人に1人の発症の確率、実際の罹患は関東以南でしか発生していませんが、日本全国でワクチンを推進しています。
●積極的勧奨の差し控えが行われてからの流れ
2004年に山梨県の中学生に重篤な副作用(ADEM)が出たために、翌年より積極的勧奨が差し控えられました。その後ワクチンはネズミの脳みそからアフリカミドリザルの組織培養に変更。2009年から定期接種が再開されましたが、2012年までに104人の副作用を出しています。2012年はワクチン接種後に岐阜県の10歳男児と5歳以上10歳未満の子供の2人の死亡者を出していますが、因果関係は認められていません。
ちなみに、発症者や死亡者の年齢を確認したら、う~ん、確かに子供いないことは、ない。けど圧倒的にご高齢の方が多い・・・ですね。この数字をどう見るか・・・。
後は、海外に行くなら!とか、西日本に住んでるなら!とか、ADEMの後遺症の発生率の方が低い!とか色々推奨する側にはそのご意見があり。
反対する側ももちろん、ご意見ありますねー。
あ、大事な添付文書。見てくださいねー。
もろもろ、入っております。ホルマリンとかグルタミン酸ナトリウムとか、ね(^_^;)
で、毎度書いておりますが、どうするかは、ご両親次第です!
しっかりしっかり、考えてね、勉強してね、そしてちゃんと家族で話し合ってね、です。ワクチン自体もさることながら、カラダの基本的なこともね、絶対学ぶことが必要!です。
間違っても、みんながしてるから打つ、とか、国が推奨しているから打つ、とか。
あるいは、あのドクターが言ってるから打たない、とか、自然派ママだから打たない、とか。
そんな安易なことだけはやめてくださいね~、と念押ししておきたいと思います<(_ _)>