睦月朔日なので、暦のおはなしを | 暮らしに虹をかける会

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こんばんは、JPHMA認定ホメオパス藤崎です。


今日はやっぱり、暦のおはなし。なぜなら、本日旧暦元旦、睦月朔日だったから。


旧暦では毎月、月と太陽の重なる新月の日がスタートなので、新月=朔日(一日)。春の始まりと一年の始まりを一致させるため立春前後、雨水を含む新月を正月としたようです。というわけで、本日旧暦元旦、睦月朔日、だったわけです。


私が暦を使い始めて、月を意識しはじめたときにふと思ったのが、「昔の人はどうやって新月とわかっていたんだろうな?」ってことでした。だって、見えないんですもん、笑。日食でもおこらないかぎり、見えない月をどうやって新月と判断したのだろう、と。答えはね、この文字にありましたよ!


まず、月が満ち欠けするサイクルの中で、その始まりを「月立つ日」としたために「朔日」を「つきたち→ついたち」と呼ぶようになりました。そしてこの「朔」という字。「辶」とつけると「遡る(さかのぼる)」。つまり、昔はやっと月が見えるようになった三日月あたりから「遡って」朔日を計っていたようです。そのうち暦が制定されて、朔の日が計算で求められるようになっても、その名残が「朔」という字にあるのですね。


さて、月にはたくさんの呼び方があります。ここでまたまた疑問。「望月、十六夜月、立待月、居待月、臥待月」満月から連続した5日間だけにどうしてこんなに名前がついているんだろう?と。答えはね、その昔の結婚が「通い婚」だったから。男性が女性のもとに通って一夜を過ごすには、「月明かり」のもとで訪問するというルールがあったのだそうです。当時は街灯もなかったでしょうし、闇夜には通えなかったのでしょうしね。お月様が出てくるのを立って待てるくらい、座って(居)待つくらい、いやいや寝て(臥して)待たなくっちゃ、ということだったようです。想像してみると、なんだか当時の様子が愛しく感じます。


そしてもうひとつ。月を意識し始めると、月経が新月や満月に当たる女性って多いと思うのですが、新月に月経がくるとしたら、満月あたりが排卵期になります。そんな時期に男性が通ってくれてたんだから、当然子孫繁栄だね、笑。やっぱり、生理、というより、月経(月のみち)と呼ぶ方がスキだな、と思う私でした。


暦のよもやま話、だけれど、身体を意識するにはカレンダーではなくってね、やぱり暦がしっくりくるなぁと改めて。前にも書きましたが、自分をはかることのできるツールとしての暦、あなたは使ってますか?