休暇を利用して、熊本 黒川温泉にやってきました。ここはバラバラな旅館のつくりや、街並みを含め、町全体を統一させ、一つの旅館に見立てて、全体的に昭和ロマンの漂う落ち着いた雰囲気の黒川温泉ブランドを作ろうといった試みが行われたところである。また、旅館ごとの素敵な露天風呂に通行手形で巡りに行けるといった遊び心、サービスの行き届いた環境づくりを大切にしている温泉だ。私がここを知ったのは、テレビ番組「ルビコンの決断」ここで紹介されたからだが、それ以来、いつか行ってみたいと思っていて、ついに、その主人公がいる「新明館」に宿泊することが出来た。凄かった。掃除が隅々まで行き届いて、本当にチリひとつない。従業員の皆様のあいさつも素晴らしい、宿泊客には担当者がつき、1人が入館案内から食事を案内・出すのもすべて担当する責任制。お客様の中には、毎回担当者を指名する人もいるそうだ。露天風呂の掃除も深夜に行う等努力も見える。日本旅館もここまでやれば、素晴らしいアミューズメントだと思う。つい、食事時には隣の家族との会話も弾む。経営というのは、組織が同じ方向を向いてこそ、付加価値を生み出せる・・そんなことを学べた気がします。