『SPEC 零』 +ディレクターズカット版 | kurarizumのガタガタ日誌。

『SPEC 零』 +ディレクターズカット版

現在完結編「漸」篇が公開中の『SPEC』のスペシャル版が、先月下旬に放送されました。

全開映画が作られた時は、テレビ本編と映画をつなぐ合間のストーリーでしたが、今回はテレビシリーズの最初の話です。

作られた当初から、こういうストーリーが構築されていたのか否か不明です。

でも、後付けにしては、よくできた内容でした。

これをみると、またテレビ版を最初から見返したくなりましたし。

ただ、ひとつ心配なのは、スペシャルの出来がいいと、映画の方が良くないという、前例があったから、実質的にはその前作映画のそのままの続きが描かれる完結編が、果たして面白いのかどうか、ということです。

既に観に行っている友人の話だと、「う~ん」と首を捻っていて、今月末公開の方を観てみないと、何とも言えないということなので、疑心暗鬼にとらわれています。

とりあえず、週末に観てきますが…。

それはさておいて、今回のスペシャルは、本人は登場しないものの、これまでの作品以上に「前作」扱いとなっている『ケイゾク』に絡んだシーンがファンサービス(?)として最初の方に用意されていて、思わずニンマリしてしまいました。

でも、まさか真山が殉職しちゃっていて、それがどうやら、スペックを持つ者の仕業らしいとか、衝撃の「その後」が描かれるとは思いもよらず、けっこうショックでした。

でも、柴田は相変わらず、どこでも寝転んでいるんですね。(笑)

前篇シリアスなストーリーのはずなのに、お遊びの要素も相変わらずです。

一番噴いたのは、「事故死」した母親の写真として出演していたのが南野陽子さんで、娘役の川島海荷ちゃんがセーラー服を着て、土佐弁しゃべるわ、ヨーヨー投げるわ。

そのまんまじゃん!(笑)

左利きじゃなかったけど。

しかも彼女のスペックは『暗闇仕留人』の大吉そのまんま。

あそこでレントゲン写真と心電図出せば、もっと笑えたんだけどな~。(でも、今じゃもう、判る人がいないか…)

何はともあれ、最初から最後まで、飽きさせずに楽しませてもらいました。

放送から1週間くらい後になって、30分くらい長いディレクターズカット版のソフトが発売されています。

前回のスペシャルの時も同じことをしていましたっけね。

さてこのディレクターズカット版。

最初のシーンから、もう増えてます。

その後も細かいところを気にしていれば、出るわ出るわ。

未公開シーンのオンパレード。

しかも、テレビでは放送コードの関係か、省略されていたとある演出も某シーンには加えられていました。

けれど逆に、なくなってしまった部分もあります。

実際には、シーンそのものが消えたわけではないのですけど。

先にも書いた、『ケイゾク』のキャストのその後が判明するシーンで、野々村と別れた近藤が公安部長室に入ったところで、テレビでは『ケイゾク』のテーマ曲がちらっと流れますが、ソフトの方では何もありません。

おそらくこれは、版権の都合でしょう。

ですので、テレビを録画された方は、消さずに残しておく方がいいですよ。

テレビバージョンだけのサービスです。

最後に、テレビ版・ディレクターズカット版、どちらを合わせても、ひとつだけ解明されていないことがあります。

それが映画の結末に関係するのかどうかは、不明です。

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