ヨガの呼吸法① カパラバティナディーソーダナ

穏やかな状態で瞑想するために呼吸法を行いますが、呼吸法を行うだけでも、顔色が輝き、内臓の働きが活発になります。体をしっかり温める呼吸法もあります。

今日はインドの先生から教わった呼吸法の一部をご紹介します！

〈オルタナティブカパラバティ〉
両鼻で行うもの、片鼻で行うものがあります。

片方ずつ行う呼吸法↓
右手の人差し指と中指を中に曲げて、親指と、薬指・小指を伸ばします（ナシカムドラ）。
（薬指と小指を曲げて、人差し指と中指を伸ばしても良いです（プラーナムードラ）。）
片方ずつ、親指で右鼻を閉じ、薬指で左鼻を閉じるように軽く鼻に手を添えます。

カパラバティの呼吸法は吐き切ることだけを意識します。吐き切ると自然に吸う息が起きます。

左から片方ずつ、一気に吐き切ることを意識して繰り返します。
左手はお腹の中央に添えて、吐くときにお腹が凹むのを感じても良いです。
しっかりと体の内側が使われて、内臓の調子も整います。

カパラバティは頭蓋骨が光る呼吸法と言われます。
この呼吸法を１日10分でも続けるうちに、額から輝きが増すそうです。しばらく続けると、お化粧をしなくても、顔の上のから順番に輝いていき、次第に顔全体が輝くそうです。
確かに、この呼吸法を目を閉じてしばらく繰り返すだけで、終わって目をあけると目が大きく開くようになり、額のあたりからこめかみ、顎関節、と心地よく緩んで余計な緊張がほぐれているのを感じられます。

カパラバティは交感神経を刺激するので朝行うのがオススメです（インドでは朝の時間帯は神様が歩いていると言われるくらい良いプラーナが流れているそうです）。
頭がスッキリとし、体が温まります。
無理をすると頭痛になったり頭がくらくらする人もいるので、無理せず行える範囲で呼吸しましょう。
この時頭痛になりやすい人は高血圧などになりやすいそうです。

〈ナディーソーダナ〉
ナディーは7万本以上の神経のようなもの
ソーダナは浄化

この呼吸法で神経が浄化されます。

同じように右手の人差し指と中指を中に曲げて、親指と、薬指・小指を伸ばします。

片方ずつ、親指で右鼻を閉じ、薬指で左鼻を閉じるように軽く鼻に手を添えます。

左鼻から吸うことから始める先生もいるけれどアヌープ先生はまず左鼻から吐くことでクレンジングして、

そして左鼻から吸って右鼻から吐く、
右鼻から吸って左鼻から吐く。

これがワンラウンド。

この左から吸う、右から吐く、
右から吸う、左から吐く、

を7回繰り返す。

７回繰り返したら目を閉じたままリラックスして静かに両鼻で呼吸法をしばらく繰り返します。呼吸が深くなり心地良い状態が感じられます。

〈なぜ左鼻から吐いて、左鼻から吸ってスタートして左鼻から吐いて終わるのか〉

インドのアヌープ先生が質問に答えてくれました。↓

「呼吸法はクールに、穏やかに、落ち着かせるためのもの。なので左鼻から行う。
アーサナは動いて活発にさせるもの。アーサナはいつも右足から行う。

左鼻は「月」、「女性」と同じように「陰」に属します。」

左鼻から呼吸を行うことでカームダウンして瞑想が行いやすい状態になります。

呼吸は必ず左鼻から行い、左鼻から吐くことでまた落ち着けて終わります。

「片鼻呼吸は右手でやることが多いが、左右バランスよく、左手でもやると良い。

眉間に人差し指と中指を添える片鼻呼吸もあり、それは眉間に意識を集中するため。
やりやすいやり方の手で、疲れないやり方を選ぶこと。
途中で疲れてきたら、腕を反対の腕で支えて行うと良い。」

※アーサナは、左右両方行うので右から順番に行うのは変わらない。

〈ナディーソーダナ神経を浄化する呼吸法〉

「呼吸法やムドラの名前にはこだわらなくても良い。」ということでした。さまざまな呼吸法があるので、あと１つご紹介します。

下記は吸ってとめる呼吸法。（吸ってとめて吐いてとめる呼吸法もある。）

同じように、右手の人差し指と中指を中に曲げて、親指と、薬指・小指を伸ばします。
（薬指と小指を曲げて、人差し指と中指を伸ばしても良いです（プラーナムードラ）。）
片方ずつ、親指で右鼻を閉じ、薬指で左鼻を閉じるように軽く鼻に手を添えます。

左から吐く

すべて5カウントで
左から吸う
5カウントとめる（両鼻を閉じる）
右から吐く
右から吸う
5カウントとめる（両鼻を閉じる）
左から吐く

これをしばらく時間をかけて行う。

終了したら両鼻の呼吸で静かに過ごす。

穏やかで心地の良い状態になっているのが感じられます。

ぜひ心地の良い範囲で毎日行い、内側からの健康を手に入れてくださいね！

最後に、アヌープ先生の補足をこちらにご紹介しておきます。

陰、月、女性は幸福

陽、太陽、男性は強さ

ヨガは人生のバランスをとり

すべてをバランスの良い状態に持っていく。

呼吸法は毎朝行うのが良い。

朝の大気中のエネルギーと夕方のエネルギーは全く違う。

朝の意識と午後の意識も違う。

呼吸法はカパラバティなど身体を温め交感神経を目覚めさせるものを先に行い、ゆっくりの呼吸を後で行うこと。

こちらにもアヌープ先生の言葉を紹介してます。「ヨガ瞑想『目を閉じるというと』

→ http://s.ameblo.jp/kurarayoga/entry-12170046733.html

最後まで読んでくださりありがとうございました！

皆さんもぜひお役立てくださいね♪

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