読書感想文:倉山満『噓だらけの日本古代史』 | 倉山塾東北支部ブログ

倉山塾東北支部ブログ

倉山塾東北支部は、読書好きな人たちが集まるグループです。楽しみながら知識を深め、情熱を共有し、新たな友人を作ることを目指しています。
このブログではメンバーが執筆した読書感想文と、勉強会で参加者が発表したおすすめ書籍の紹介などをしております。

「天地初めて発けし時、高天原に成りし神の名は、

 

天之御中主神、次に高皇産巣日神、次に神産巣日神。

 

この三柱の神は、みな独神成りまして、身を隠したまいき。

 

…(中略)…

 

上の件の五柱の神は別天津神。」

 

 

この古事記の冒頭の一節、

 

小学校低学年の頃に暗記してました。

 

…お前は稗田阿礼か(笑)

 

 

まあ、3歳位の頃には

 

『大祓詞』を暗唱してた人なので、

 

スッと覚えちゃったのでしょう(笑)

 

 

家に町内の神社がくっついていたという、

 

ちょっと特殊な環境で育ったので、

 

自然と神道や神話のことは覚えたし、

 

また好きでもありました。

 

 

大好きな映画も『ヤマトタケル』でした。

 

私の中では、

 

「高嶋政宏=ヤマトタケル(or荒木又右衛門)」

「阿部寛=ツクヨミ(or秋山好古)」

「宮本信子=ヤマトヒメ(orスーパーの女)」

「麿赤児=ツキノワ(or島津義弘)」

「篠田三郎=ケイコウ(or人螢の五郎)」

「石橋雅史=セイリュウ(or広橋兼勝)」

「ベンガル=ゲンブ(or横田局長)」

 

みたいな感じになっております(笑)

 

 

…それはさておき。

 

 

日本の歴史の話になると、

 

神話と史実を分けて語る人も多いようです。

 

 

しかし、小さい頃から

 

神話に慣れ親しんできた身としては、

 

それに違和感を感じ続けてきました。

 

 

本書は、その違和感を見事に払ってくれました。

 

 

大切なのは、

 

「本当のことは分からないので仮説の積み重ね」

「神話と史実を区別しないのが普通の国」

「SFになりそうになったら常識に返る」

 

これに尽きるのではないか。

 

そう感じました。

噓だらけの日本古代史 (扶桑社新書) | 倉山 満 |本 | 通販 | Amazon