職業柄、よく考えます。
「もし、我々がお客様に販売できる商品が店内から全てなくなり、かつ、いくら発注をかけても納品ができなくなったら??」
と。
先日、上水道のポンプの故障で市内の一部地域が断水する、ということがありました。
情報が流れた直後、水の需要が突発的に高まり、水のペットボトルがあっという間に売り切れ、店から在庫がなくなってしまいました…
思えば、12年前の東日本大震災のときもそうでした…
いや、あの時は、水どころかあらゆるものが売れましたが…
てなてなことを考えていると、兵站・補給というものの重要性が嫌というほど分かります。
また、今年は猛暑のお蔭で山に食料がなく、我が秋田県は、連日クマに領土を蹂躙されております…
クマですら飢えれば普段来ないようなところに来ては、人に害を為すのです。
いわんや人間をや。
腹が満たされなければ、人間正常な判断がしづらくなり、ややもすると極端な思考をするようになります。
食料がしっかりと供給されないということは、かくも恐るべき事態を招くことになるのです。
もっとも、補給が必要なのは食料だけではありません。
個人・組織問わず、活動する上で必要なもの全てです。
その補給の重要性が、軍隊においても同じなのだと証明したのが、本書です。
いくら軍が精強といっても、その力は補給体制が整っていてこそ。
補給が無ければ個人も組織も、およそ戦いにならないのです。
さて、あなたの周りの補給体制は万全ですか…??