小さい頃は、祟りの話ばかりが印象にあり、怖いイメージしかなかった将門ですが、今は大好きな人物の一人です。
人望があり、人に頼られる。
人が良い。
一途。
不遇な人を救い、頼るところのない人に温かな目を向けて力を貸す。
生き方が泥くさくて不器用。
…この文章を書いている人にソックリ(笑)
さらに、我が家の家紋と将門の家紋が同じ「九曜」というのも、親近感が湧きます(笑)
さて、その将門が生涯を閉じた年齢に、私もあと数年で追いつくことになります。
自分の望むような世の中にするために何ができるか。
そのためにどれだけの情熱を傾けられるか。
自らが果たせなかったとはいえ、将門は東国自立という夢に全力で挑みました。
最近エネルギーが枯渇気味ですが、なんとか自分を奮い立たせ、将門のようにエネルギッシュにいかなければなりませんね!
そして。
「英雄は時代を作り時代は英雄を作る、とともに、民衆は英雄を再生させ、英雄は古い体質の権力者を走らせる。」(p216)
英雄が出るというのは、世の中が乱れている証のようなものです。
ですから、乱れた世というのは歓迎できませんが、しかしその乱れた世に生きている人々は藁にも縋る思いで英雄を求めます。
英雄というものはポッと出てくるイメージがありますが、それを待ってはいられません。
我々一人一人が将門のような英雄になったつもりで、救国という課題に挑まなければならないのだな、と改めて思わされました。