野党のだらしなさ、というのは、おそらく中学生くらいから感じていました。
「TVタックル」や「そこまで言って委員会」を毎週見ていても、
「こいつ、いいこと言ってるな!」
と、発言に共感を持てたりする議員は、やはり自民党に多かったのです。
…今は違いますよ!(笑)
さて、私が選挙権を得て、初めて投票した先は「みんなの党」でした。
みんなの党の公約をきいて、与党自民党には期待できないような改革をしてくれそうだとの期待を抱いていたからです。
今思い返せば、その頃から、自民党でも民主党でもない、自分の票の受け皿が欲しかったのですね。
そのみんなの党もなくなると、選挙の度に、
「まさか共産党に入れたくないし、民主党も胡散臭いし、やっぱ自民党に入れるしかないのかぁ…」
と、半ば絶望していました。
やはりその頃は、野党がだらしないが故に、腐っても鯛、ということで自民党にしっかりしてほしい、という心境に陥っていました。
所詮、社会党以来の野党第一党も、自民党と持ちつ持たれつの馴れ合い。
この体質こそが問題だということが、本書でよく分かりました。
先般の衆議院議員総選挙において、自民や立民のような、極めて消極的な選択ではなく、積極的に
「この党に入れてみよう!」
と思わせてくれる政党が出てきました。
とはいえ、まだまだ芽は出たばかり。
我々国民が、しっかりした野党を育てていかなければなりません。
そのためにも、日々様々なことを学び、賢くならなければ!
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