倉山満『誰も教えてくれない真実の世界史講義 古代編』(PHP研究所 2017年)読了(再読)。

 

なぜ歴史を学ぶのか。

 

よく聞かれがちであり、子ども達にも聞かれそうな質問でもある。

 

本書では、その回答を五つ挙げている。

 

一、正しい事実がわかる

二、現在の自分の立ち位置がわかる

三、未来に何をすべきか見えてくる

四、他人の嘘を見抜けるようになる

五、頭が良くなる

 

どれも大切なことだ。これらのうち、どれに重きを置くかは各人の価値観によって違ってくるので一概には言えないし、これ以外の理由もあろうが、私の中で歴史を学ぶ動機として最も強いのは、三つ目の「未来に何をすべきか見えてくる」であろうか。

 

…あなたが歴史を学ぶ理由は何だろうか。

 

 

さて、本書では古代の世界史を学べるのだが、特に気になったのはキリスト教の件。

 

ローマ帝国がキリスト教を公認した理由も、国教にした理由も不明。

 

今更真実を知ってどうなるわけでもないが、ローマ帝国に公認され、国教となったことがキリスト教の隆盛につながったのは事実。

 

世界に非常に大きな影響を与え、世界最大の信者数を誇るキリスト教が力を持つに至った経緯の謎は、非常に興味深い。いつか真実が明らかにされれば、是非知りたいものだ。

 

最後にもう一つ。

 

「教育は良きにつけ悪しきにつけ、三代かかる」(p231)

 

教育は国家百年の大計。日本を世界で生き残ることができる自立した国にするには、今この瞬間から未来の日本を担う人材を育成しなければならない。

 

本書は、こんなことを考えさせてくれる、世界史の教科書である。
 

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