こんにちは、倉橋あづさです。
若かりし頃
長くお付き合いをした男性からフラれたことがあります。
理由は、好きな人ができたから。
だったんですが、それまで
なんだかんだありつつも相思相愛だと思って
１ミリも疑っていなかったわたしには
青天の霹靂ともいえる衝撃でした。
別れた後も、しばらく立ち直れず
まともに食事も摂れず、ひたすら毎日涙を流し
何をしていたのか記憶がないような数か月を送りました。
この時、ざんざん泣いて
いい思い出を胸に、立ち直ったつもりでいたのですが
心の勉強を始めて
過去に向き合うことを意識してやっていく過程で
どうせ、わたしは選ばれない女
価値のない女
というのがよく出てきました。
過去の出来事が消化されず
未消化な感情が残っている状態ですね。
こういう時、どうしたらいいかと言うと
もう一度、この時の感情を感じきることでしか
真実は見えないし、先に進めないんです。
当時のわたしは、彼のことが好きでした。
それで、悲しかったけど
彼の心変わりを受け入れたんです。
いい女ぶって
彼を責めることも、罵ることもしませんでした。
そしてその後、ずっと
自分に魅力がなかったからだ
わたしに飽きたからだ
相手は、よっぽど可愛い子に違いない
そして、したたかな性悪女に違いない
きっと彼はわたしの元に帰ってくるに違いない
という気持ちと
ずっと一緒にいたのに、裏切られた
信じてたのに、バカにされた
軽くみられて悔しい、見返してやりたい
ばーかばーか、ふたりそろって死ねばいいのに
そんなこんなの
たくさんの思いをもう一度感じてわかったことは
わたしは彼が帰ってくることを期待して
いい女ぶって、取り乱したり、すがったりしなかったけど
実は、軽く扱われたことに烈火のごとく怒っていて
その思いを彼にしっかり伝えることができなかった
自分に対して一番腹をたてているんだ。
ということが、わかったんですよ。
ほんとうは泣いてすがってでも
そんな女はやめておけ！と言いたかったし
わたしを大切に扱ってくれない、裏切った！
と、怒りをぶちまけて
ぶん殴ってボコボコにしてやりたかったんです。
そうしたかった本当の思いを
なかったことにした。
結局、わたしはこの時
自分が一番、自分を裏切っていたんだなと知ったんです。
自分の本当の願いを叶えてあげなかった。
自分を守ることをしなかった。
軽く扱われたのは
わたしがわたしに対して、していたことで
彼が裏切ったのではなく
常々わたしがわたしを裏切り続けたツケとして
帰ってきただけなんだ。
自分の見栄とプライドが邪魔して
恥ずかしくて、みじめで、できなかった。
わたしを粗末に扱ったのは、彼ではなく
わたしだったのではないか？
そこをしっかり自分で理解してあげたんですね。
まだまだ長くなりそうなので
続きます～～(笑)
不倫シリーズ完結