樋口 英雄のページ
今年の稲作で楽しみにしているのが酵母菌の
活用です。
日本酒の生酒粕を水入り口から流し込みます。
もったいないようですが、弊社では冬季シーズン
酒粕の梱包作業をしているので、作業終了掃除時に
でる粕を1シーズン集めるとこのくらいの量は
十分確保できます。
ご存知の方も多いと思いますが、酵母菌は
稲わらを分解する力はありませんが、様々な
有機物を植物が吸収しやすい形に分解してくれます。
なかでも一番期待しているのが、水田土中という
酸素が少ない環境の中で、有機物を腐敗ではなく
発酵という状態にもっていってくれることを期待しています。

農産部 樋口