明日より6月議会が始まります。
一年間の予算は通常3月議会で議決をし、4月から執行をするのが通例ですが昨年12月に市長選挙があったこともあり、3月に骨格予算、そして明日からはじまる6月議会で肉付け予算を審議することになっています。
今回の目玉は多度町内に建設をしようとしている健康増進施設を建設するのか中止をするのかが焦点化と思っておりましたが今議会は予算は出さないようですし、どうも今年度中には建設費の予算はつけないのかなという雰囲気です。
やるのかやめのか中途半端な状況でほっておくのが一番よくないと思いますのでこの事業については早くどうするのか決定をしてもらいたいです。
ほっておくと一定程度その土地を維持するために費用がかかってしまいます。
個人的には注目をしている予算は子どもの医療費も無料化です。
今議会に3人目の子どもから中学生の通院医療費の無料化をおこなう予算が計上をされています。
議会の中でも何度も3人目からという合理的な理由がないということを指摘を私はしています。
この医療費の無料化はある意味では子育て支援の象徴的なものとして見られる傾向にあり、大変重要であると思っています。
どのレベルまでどういった政策的な意図をもって取り組むかが極めて重要です。
私は子どもの人数、所得制限などはなくすべての子どもに平等に無料化し、社会で子ども育てるという環境をしっかり整備することが重要になってくると思っています。
そうすることが人口流入を促し、流出を食い止める一つの方策になります。
もちろんこれだけで人口が増えるとは思っていませんが、医療費の無料化をはじめとして子育て支援に積極的であるとの市の姿勢を示し、桑名の地理的な優位性を生かした方策というものを講じていくことによりまちの価値を高めることになります。
比較的若い世代の人が多く住むということは地域コミュニティにとっても極めて有益なことであり、退職を迎える方々の過度な地域活動での負担の軽減にもつながっています。
若い世代を多く流入させる方策は高齢化社会に対応する施策でもあります。
しかし、やり方はこれしかないというのはありませんからどのような政策的な意図をもって、そしてどのような桑名市をつくるようとして個々の議案を出してきているのかということを議会の場でしっかりと議論をすることが重要です。