人間生きていればミスをするものである。
ヒューマンエラーなんて言葉が台頭して久しい昨今ではあるが、
インターネットでもバグのあるこの時代において、
人間に完全無欠性を求めることは、ないものねだりに等しい。
かくいう私も仕事で割とやっちまった話があり、
なおかつ140文字にまとめるにはやや難しい内容なので、
ほぼ文字数制限を気にせずとも良いここで話させておくれ。
つい先日、というかこれを書いている時点での昨日にあたるのだが、
私は締め切りに追われていた。
ああ、社内の秘密や何やらに触れるわけではないので安心して欲しい。
なんの締め切りかというと、パワーポイントである。
私は手先は不器用であるが、
ことインターネットの世界となれば大変器用に動く。
イラストを書けるほどではないが、
ソフトウェアの使い方を割と早く理解し、
表現したいものを表現するのが得意なのだ。
部署内でパワーポイントを作るのは基本的に私になっていた。
もともとの上司がデザイナー経験者ということもあり、
AdobeのIllustratorの使い方も理解していたので、
イラレで素材を作っては、パワポに入れ込んでアニメーションをつけるのが通例となっていた。
うまくイメージができない人のために例えるならば、
野菜の作り方と料理の仕方がそこそこできるので、
野菜から料理作った方が自分の作りたい料理作れるじゃん的なことである。
しかし、そのせいか少し時間を要するのだ。
最終的な完成度を考えれば野菜から作るべきであり、
私もそうでないと納得できないのだが、
如何せん時間がかかる。
昨日の私といえば、修羅場であった。
周囲に「終わらねぇ、終わらねえよ!」とぎゃあぎゃあ騒ぎながら、
誰も聞いてくれないので愚痴をTwitterに書きながらなんとか理性を保っていた。
とかく限界であったのだ。
結果からいえば無事提出できたのだが、
1つ問題があることに気がついてしまったのだ。
Illustratorで素材を作る時は必ず名前をつける必要がある。
余裕のある時は
1Pテキスト用.PNG
背景透過黒スクリーン.PNG
のように、どこに使えば良いか、なんのために作ったかを記載するのだが、
締め切りギリギリで余裕のなかった私はあろうことか
あああああ.PNG
やだああああ.PNG
帰らせてくれ.PNG
おっぱい.PNG
のようなデータを大量生産してしまったのだ。
しかもさらにあろうことか、
後から編集できるようにと、ご丁寧に素材をまとめたファイルと一緒に提出していたのである。
恐ろしい話はそれだけではなく、
出来が良かったからか「皆さんもこんな風に作りましょう!」
と他部署の人にまでそのデータが渡されてしまったらしいではないか。
つまり、今私の職場のいくつかのPCに、
上に例を出したおふざけファイルが蔓延してしまっていることになる。
まだバレてはない。。
バレてはないが…このまま見つからないで欲しい…。。
ご好評いただいて嬉しい限りなのだが、
これに恥が上塗りされないよう、祈ることしか私にはできない…。。