読むのが面倒な人は私が音読しよう。

 



本稿はそのタイトルから察することができるように大変下品であり、

公序良俗を盾にされたら反論できる点は存在せず、

こと女性読者におかれましては不快になる表現を多分に含むものであるとともに、

全国の男性諸君の印象低下に少なからず手を貸す危険性のあるものであるので、

この記事について言及したり、また共有拡散は推奨するものでなく、

仮に読んだとしてもその後の責任の一切を負わないことをご承知おきいただきたい。

 

失礼。

予防線を張るのが趣味であるので書き出しに時間がかかってしまった。

 

さて、それでは、満を持して

おっぱい

について語らっていきたいと思う。

 

おっぱい。

それは魔性の響きである。

 

ひらがなにして四文字。

たったこれだけのために人類は、

男女は歴史を重ねてきたといっても過言では無い。

いや。過言ではある。

 

しかしどうだろうか。

おっぱいというのは物体として完璧であり、

誰もを魅了するに足る魅力を持っていないであろうか?

おっぱいの好みはあれど、おっぱいが嫌いな人間はいない。

 

誰も傷つけることのない球体。

角や硬いものなど存在せず、

まるで何もかも受け止めるかのような形をしている。

誰も傷つけることのない形状だ。

 

これが拳であれば人を傷つけあまつさえ殺すこともできてしまうが、

おっぱいで血が流れたことは人類史においてないだろう。

握れば拳、ひらけばたなごころというが、

おっぱいはいかなる時もおっぱいであり、

また、おっぱいはいかなる時もなにも傷つけない。

受け止めるに適している。

 

まるで母性の具現である。

 

しかし、おっぱいはそれだけではない。

その流線型の中に遊び心も持っている。

乳頭だ。

 

おっぱいは見えども乳首はなかなか見えない。

これこそ男子の求めるロマンであり、

ワンピースである。

 

ここが見たいがために少年たちはひた走り、

美術館のヌード画の前で前かがみになる。

やがていつかこの二つの突起をこねくり回すことを夢見て、

悶々とするのである。

 

ああ、なんと魅力的かおっぱい。

 

言葉にしてもそうだ。

おっぱい。

どこにも攻撃力がない。

「コブシ!」では攻撃力があるが、

「おっぱい」からはなんら暴力性を感じない。

 

今から全ての記憶を失って、

「おっぱい」はどっちでしょうか?

とおっぱいと拳を出されても正解できる自信がある。

というかおっぱいを出されたい。

 

おっぱいの前では全てが平和になる。

私が自衛隊の偉い人であればおっぱい迷彩を開発して、

敵が攻撃したくなくなるように仕向けるであろう。

大日本帝国復活である。

 

しかし、これだけおっぱいが平和であることを語っても、

その中にすら一石を投じたくなってしまうのが私の悪癖である。

つまりは大きさ論争についてだ。

もちろん人それぞれで構わないというのはそうである。

それぞれに需要があり、それぞれが魅力的であるという意見は尊重されるべきである。

 

が、私が言いたいのはそんな最大公約数的なぬるま湯回答ではない。

それでは議論にならない。

どのおっぱい見ても綺麗であるが、

それで終わっていいのは童謡の中だけである。

乳屋の店先に並んだ色んなおっぱいを見て

困ったように笑いながら「どれもみんな綺麗だ」

と言って許されるのはSMAPと槇原敬之だけなのである。

 

時に男は戦わなくてはいけない。

己の意地とプライドをかけて。

無駄だとわかっていても、己の性癖こそ正しいと証明しなくてはならない。

女性諸君はだまっていてくれたまえ!

 

おっぱいは、大きい方がいいのである。

残念ながら、おっぱいは大きい方がいいのだ。

これは客観的事実なのだ。

受け入れがたいのはわかる。

しかしそうなのだ。

 

その昔、アイザックニュートンはりんごが地面に落ちるのを見て万有引力を発見した。

質量を持つものは必ず引力を持ち、

質量が大きくなれば大きくなるほど引力は強くなる。

故に地球は無重力真空の宇宙の中でも四散せずここにあり、

我々の大地たりうる。

 

おっぱいも同じだ。

より大きなおっぱいはより強い引力でもって我々男をひっぱる。

 

街中で小さな胸を見ても視線を奪われないが、

大きなおっぱいは見たくなくても目で追ってしまう。

これは我々の視線が巨乳という大質量の物質に対し、

引力によって引き寄せられているからに他ならない。

 

こうなってくるとニュートンというより乳トンである。

万乳引力である。

 

いかがだっただろうか?

あなたの人生の数分間を使ってクソしょうもないオチを見た気分は。

これが言いたいがために本稿を書いたので特にこれ以上の展開も用意していない。

しかし文句を言われると私が傷ついてしまうので、

舌打ちをしたのち寝ていただきたい。

女性の方は自らのおっぱいを揉むといい。

きっとストレス解消効果があるはずだ。