私にとって、学生の時よく聴いた「青春のロック」といえば爆風スランプだ。高校2年生の時、彼らの曲で最初に興味を持ったのは『無理だ!』というコミックソングだ。しかし、挫折を経験したり友と語り合ったりしているうちにこのバンドが幅広く歌をつくっていることが分かってきた。
爆風スランプの歌で、6月になると思い出すのは『おおBEIJING』だ。
1989年6月4日、民主化を求めて北京の天安門に集った若者たちを中国人民「解放」軍の戦車が轢き殺した。天安門事件だ。
あの時私は大学に入ったばかりだった。
「研究室で中国人の留学生が泣いていた。」
キャンパス内の広場では留学生たちが抗議集会を開き、新左翼が中国共産党弾劾のビラを撒いた。
滑稽だったのは自民党だ。
この年は消費税制度が始まった年で、自民とは大いに国民の反発を受け、と義骸議員選挙や参議院議員選挙で惨敗した。そこで彼らは社会党や共産党と言った左派政党を中国共産党と一緒くたにするような宣伝を行なった。その一方で中国の指導者にはモノを言わない閣僚たち…。
時が経つのははやいもので、あれから35年が経った。中国では事件の風化が進んだとマスメディアは報じている。中国での人民に対する締め付けはますますひどくなっているようだ。チベット人やウイグル人に対する民族浄化もひどい。こういうことに対して私たちには何ができるだろうか?
まずはウイグル人を搾取してつくられた製品をボイコットするとか、そういったところか。
日本でも庶民に対する締め付けはひどくなっている。自民党が目指している憲法改正は中国や朝鮮民主主義人民共和国から国を守るためではなく、私たち庶民をよりきつく縛り付けるためのものだ。
BEIJINGは対岸の火事ではない。
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